エレベーターは、建物内の交通機関として、日常生活に欠かせない設備です。利用する人も相当多く、まず安全な設備であることが条件となります。

エレベーターの種類と構造


/pic/7/tmb/20110730121043.jpg まず、マンションで使われるエレベーターの種類と構造について解説します。
エレベーターはその駆動方式によって、「ロープ式]と「油圧式」に大別されます。

(i)ロープ式エレベーター
 電動巻上機の綱車の一端にかご、他端につりあいおもりを吊り下げたロープを掛け、綱車の駆動で昇降する方式で、低速から高速に至るまで、最も一般的に利用されています。下記のような特徴があげられます。
・屋上にエレベーター機械室が設置されています。
・機械室の中に、電動巻上機、調速機、減速機、制御盤、地震感知器等が設置されています。
・直径12mm以上の鋼製主ロープが3本以上使用されています。また、昇降路の最底部のピット内には緩衝器が設置され、万が一の際にはクッションとして作用するなど、安全対策も施されています。

(ii)油圧式エレベーター
 油圧式エレベーターは屋上に機械室を設置しなくてもよく、低行程用として広く使われています。
 昇降行程や速度に制約がありますが、建物上部に機械室がなく、また、建物上部に荷重がかからないので、日照権や上部の建築部材の強度に問題がある建物などに適しています。エレベーター機械室は、ふつう1階もしくは地階に設置されます。
 油圧を利用するため、エレベーター機械室が高温になりやすく、機械室内の温度を下げるために機械式換気を必要とします。油温を5℃~60°Cに保つ必要があります。
 油圧式エレベーターは、「直接式」と「間接式」に大別されます。

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