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私は日々、介護事業者様の問題解決に取り組んでいます。
そして、新しい経営相談も日々入ります。

今、介護業界では、倒産件数過去最高、廃業件数過去最多・・・と暗いニュースばかりが流れています。
大きな要因は「介護報酬引き下げによる影響」・「利用者様の減少」・「稼働率の低迷」・「新規獲得困難」・「職員採用困難」
数え上げあらきりがありません・・・

しかし、私は「介護報酬引き下げによる経営不振」が最大な要因と考えるのは危険だと考えています。
なぜか?保険ビジネスである以上、改定は避けられない。
当然、今回は「マイナス改定ですよ」と言われたら受け入れる以外に道はない。

子どもみたい二、「嫌だ嫌だ上げてよ」とだだこねても無理。

そして、よく考えて下さい。
本当に報酬改定だけが、最大要因か?では、同じく介護サービスを行っている同業他社は全て「減収減益」になったのか?
違いますよね。
うちのクライアント先では、10年以上介護経営を行っていますが、今「過去最高益」を出している事業者もいる
これも事実です。
何より、保険なので、決められたら仕方ない。

と言う事で、今回はマイナス改定が最大要因という考えではなく、違う視点から「介護事業経営課題」問題点は何か?
探って行きます!!

最大の課題は「現場力向上」

現場力が上がれば、利用者様にも喜ばれる、喜ばれるからスタッフもモチベーションが上がる、
モチベーションが上がるからみんな活き活きと働く、
更に、利用者様も心地良い。
利用者様が他のお友達を連れて来る。
人気が出て来て、評判となる。
利用者様も増えるので、売り上げも上がる。
売り上げも上がるので、スタッフに還元したり、更に教育にも力を入れられる。
新しい、展開をしたり、新事業を行ったり・・・
新たなポジションが生まれる。
スタッフのキャリアデザインも見えて来る!!

まさに「好循環」へ突入!!
これが、「理想形」

しかし・・・
現実は?

現場力向上の前に、現場が適切に回らない。
スタッフと経営陣との間で「温度差」がある。
溝が出来てなかなか埋まらない。
現場力が上がらないからサービス品質が向上出来ない。
出来ないからクレームも増える。
フレームが増えるとスタッフ達のモチベーションも下がるので、
仕方なく働くという気持ちになってします。
スタッフから愚痴が多くでる。
忙しい、やっていると言うやってる風病にかかってしまう。
ヒヤリハットが多発する。
しかし・・・報告も共有もしない。
同じ事の繰り返しで、事故が起きる。
同じ事の繰り返しでマンネリ化して、利用者様もつまらない。
つまらないから、家で家族にデイの愚痴や悪口を言う
どんどんとスタッフの質が悪くなり、
まじめで将来期待できるスタッフがバカバカしくなり辞める。
期待していたスタッフが辞め、問題スタッフだけが残る。
だから、更なる手抜き介護が始まる。
利用者様も嫌になり、他へ・・・
どんどんと経営が行き詰まり、経営陣もストレスが溜まる。
現場に注意すると、「では皆で辞めますよ」と脅され、
指導も出来ず、顔色を見る様になる。
新しいスタッフが入っても現場の空気感を察して、さっさと辞める。。。。
売り上げは下降線へ

それが・・・今一番多い問題です。

現場力の基礎となるのは、スタッフのモチベーションであり、「帰属意識」です。
ここを上げないと、いくら何をしても全てが無駄になる。

そして、人は変革とか改革をあまり望まない。
現状が大好き、だから何もしなければ現場から改善案や提案、意見はでない。

日々の現場対応でも「どうして?普通分かるよね?」が通用しなくなる。

この現状を見て見ぬふりをするか?諦めるか?
改善に着手するか?
ここが大きな分かれ道です。

教育は継続しなければ意味がない。
単発の教育研修ならやらない方が良い。

現場力を向上させるには、スタッフのモチベーションアップがなければ不可能。
現場が活き活きと楽しそうに働く
そこが、第一歩でじわりじわりとおのずと現場力が日々の積み重ねで付いてくる。
そして、向上を始め、先ほどの「好循環ン」に突入する。

やるか?やらないかは当然、経営判断。
しかし・・・
少し様子を見ては通用しない。
時代の流れは思うより早く、そして激しいです。
昨日までの常識が通用しない。
そんな時代をどう生き抜くか?

学ばせて下さいと言う方がいますが、
遅い、正直学んでいる暇はない。

今すぐ、決断をしなければならない。
そう!!決めるのは経営者であるあなたです。

現場力を向上しない限り、サービス品質は上がりません。
まして、利用者様の介護度改善を目指してなんてありえない。

私は現場で日々現実と向き合い
戦い続けています。

常在戦場。

全てはクライアントの為に!!

ご依頼・ご相談はお気軽に

藤田・大久保ヘルスケア経営研究所まで♪♪

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大久保悦次 さんのプロフィール

愛犬共生型多世代シェアハウス・愛犬共生型賃貸住宅・愛犬共生型福祉施設・愛犬共生型高齢者住宅等「愛犬」のご相談はお気軽に
大久保悦次

大久保悦次
(おおくぼえつじ)

わんハピ合同会社
1973年 東京生まれ

観光ホテル・ツアーコンダクター・不動産コンサルティング会社・大手総合人材サービス会社・メディカル専門の人材コンサルティング会社事業部長・高齢者住宅建設会社にてコンサルティング事業部を創設、初代コンサルティング事業部長、一般社団法人日本高齢者居住安定化促進支援機構代表理事に就任。代表理事を退任後独立

一般社団法人全国在宅医療介護地域振興協会専務理事
一般社団法人 ペット共生デザイン協会理事
株式会社空き家活用研究所 取締役

わんハピ合同会社 代表
モチベーションPULS 代表

得意分野:愛犬共生型不動産活用・不動産投資・
空き家の収益物件化・ペット共生型多世代シェアハウス・ペット共生型賃貸住宅・愛犬共生型福祉施設

★不動産仲介・不動産投資・賃貸管理から高齢者住宅・障がい者グループホーム等の運営実務にも精通!!社会貢献型不動産投資・社会貢献型土地活用・ペット共生型はお任せください。

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