1945年(S20年)に戦争が終って、1947年(S22年)から1949年(S24年)の3年間に生まれた人達が全員75歳以上になるのが12年後の『2025年』です。
団塊の世代の806万人です。
国はこれを少子高齢化社会『2025年問題』と呼んでいますが、今の日本の政策は
全てこの2025年を目標に作られています。
さて、私は今、フィリピンに来ています、以前にも『日本人向けの介護付住宅』を
買わないかと言われて役員全員でこのフィリピンのマニラに来て現地の人達や日
本人会の人達と打合せをしていました。
1億円程の投資でしたから買ってもよかったのですが、その時はまだ少し早い、
と言うことで役員にも反対されて中止となりました。
さてまた話は変わりますが、65歳を過ぎて1年にI回ぐらいは、1ケ月でも
3ケ月でもいいので『海外に住みたい』と言う方は『手を上げて』ください。
はい、私の予想では今現在の65歳・70歳・75歳・80歳の方達で手を上げる人は『10%以下』でしょう。
しかし戦争を知らない『団塊の世代』と、そのあとに高齢者になる人達は『50%』ぐらいは手を上げるのではないかと私は考えています。
戦前戦中の最も厳しい時代を生き抜いた今の高齢者と違って、戦後の苦しい時
代ではあっても、3、4歳の子供には記憶がありませんね。
その後の『所得倍増計画』『オリンピック』『日本列島改造論』『土地バブル』『世界第二位の経済大国』『1,500兆円の個人資産』・・・。
全く体験も経験も違いますね。
この大量の団塊の世代が全員65歳以上になるのが『2015年』、そして全員
が後期高齢者になるのが『2025年』です。
そして日本の社会も大きく変わるのではないでしょうか。
私は変わると信じています。
その理由は、いつもこの806万人の団塊の世代が『日本の流行』と『日本のブーム』と『日本のトレンド』を作り続けてきたからです。
ですから、おそらくこれから65歳以上の人達の『ライフスタイル』『生き方』『生活の仕方』が全く変わると私は考えます。
ベビーブーム、お習い事、学習塾、一流大学、高学歴、エリート社員、バブル紳士、資産家、ファッション、グルメ、海外旅行、核家族、独身、離婚、シングルマザー、女性の社会進出、草食男子・・。
戦前戦中では全く考えられなかったことを、この団塊の世代は体験して生きてきたのですから『また新しいブーム』ができて当然ですね。
65歳75歳の高齢者と言われる人達の生活に『大変革』が起こります。
私は今61歳で団塊の世代の2年あとに生まれていますが、だいたい同じ体験をし
ていますから気持ちは十分に分かりますね。
(1)私は仕事が楽しいですから死ぬ前日まで働きます。
(2)子供達はは大切ですが、教育でも十分にお金を使いましたから、子供にお金を残す気持ちは全くありません。
お金は使い切って死にますね。
(3)奥さんは大切にしますが、私の時間も大切にしたいので、それぞれの生活を大切にします。
ベタベタといつもいっしょ。は困ります。
(4)一生勉強したいですね。
死ぬまで勉強です。
(5)人の役に立ちたいですね。
フィリピン・カンボジア・ミャンマーに学校を作れればいいですね。
何か人の喜ぶことをやりつづけたいですね。
(6)そしてやりたいことをやりたいですね。
日本人もやっとそう言う余裕ができました。
(7)1,500兆円の60%の900兆円は60歳以上の老人が持っているのですから、どんどんお金を使えば、日本も世界も良くなるのです。
景気なんてすぐ良くなりますね。
と言うことでフィリピンにもマレーシアにも私は『日本人向け介護付住宅』を作ります。
完成したら是非一度おいでください。
私もその時は65歳以上ですが、皆様と楽しく生活できたらいいなあ、とお待ち申しております。