建築工事の契約前に確認しておきたい3つのチェックポイントを前回からご紹介しています。
今回はその2.家賃を調べるです。
アパートやマンションの入居者用の情報雑誌を買って、
自分の土地の周りに建っている物件の家賃の相場を把握してください。
これは大切な情報収集です。
相場の家賃を知らないまま業者の言うとおりに設定してしまったら、わざと高い家賃を最初に設定された場合には、あとで家賃を下げる事態になってはじめて大慌てすることになります。
もしもアパート会社が相場よりも高い家賃を設定してきたら、その
根拠を聞いてみること。
「新築だから高い家賃でも大丈夫」
というのなら、新築ではなくなったときはどうなるのか聞いてみるのです。
「あそこの物件は築10年だけど、今の家賃は、あなたが設定している家賃の3分の2になっている。
この物件も10年後にはそれぐらいになるんじゃないか?」
これぐらいの質問は当然です。
業者も
「それは他社の物件だから」
などと言い訳を色々考えるでしょうが、
「それでは、あなたの会社の築10年の物件の家賃はどうなんだ?」
と、しつこく聞いてみましょう。
相手が明確な答えを避けたり、答えるのを面倒くさがるようなら、そういう業者は選ばないほうが無難です。
なお、
相場より5%下げるのが理想的な家賃だと考えてください。
またなぜアパート会社が高い家賃を設定するかというと、それは高い建築費がとれるからです。
そして地主やオーナーの手元に残る利益を多く見せるために、家賃は高くなっています。
建てたあとは、2年ごとに家賃を下げていけばいいのですから、業者にとっては何の問題もありません。
家賃保証や管理する場合でも、大手の会社はすべて別会社や共済会にまかせてしまうので直接に責任がありません。
これらも十分に調べるべきです。
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