既にアパート経営をされているオーナーの方から「アパート経営は修繕費がかかりすぎて利益が出ない。」といった話を耳にしたことはありませんか?
本当にアパート・マンション経営は利益が出ないほど修繕費がかかるものなのでしょうか?
答えは「NO」です。
ただし、建物の計画時点から10年20年先の修繕費が極力抑えられるように配慮されたアパート・マンションを建設した場合に限ります。
将来発生する修繕費の主な内訳は「外壁の張替え・塗り替え」「設備の交換」など容易に予想されるのですから、その殆どを予め最小限に押さえ込む設計をすることは簡単な事なのです。
例外として注意しなければならないのが、アパート建設業者・ハウスメーカーなどが行う「一括借上げ」「家賃保証」の制度の中で、弱い立場のオーナーが修繕を余儀なくされる事です
ここで実際にあった例をご紹介させていただきます。
某大手アパートメーカーで8年前に5戸×2階階建て(10戸)のアパートを建築した長野県飯田市のSさん。
当初、家賃65,000円で募集したのですが、あっという間に周囲に同じメーカーの同じような間取りのアパートが立ち並び、どんどん空室が目立ち始めました。
現在では5部屋が空室、家賃設定も当初の家賃というわけにはゆかず、メーカー担当者に言われるままに、60,000円まで下げましたが入居者が入りません。
挙句の果てに、
「入居者が入らないのは外観が古くなってきたからで、外壁塗り替えが必要」
との事で、100万円以上の予定外の投資を行いました。
Sさんは非常に人の良い方なので、
「・・・おかしい?」
と思いながらも、言われるままになってしまいました。築後10年も経っていない建物で半分空室、塗り替えが必要というのは納得がいきません。
この様な被害を避けるためにも建設業者選びはしっかりとした目で行わなければいけません。
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