残置物撤去費用保証を付帯


公益社団法人愛知県宅地建物取引業協会(愛知県名古屋市)は家賃債務保証会社ナップ(東京都千代田区)と残置物撤去事業のリーガルスムーズ(同)と提携し、10月から入居者の孤独死や夜逃げに伴う費用負担を保証するパッケージ商品の提供を始めた。

同協会会員向けの独自商品で、家賃保証と一体になっている点が特徴だ。
保証内容は、家賃が24カ月分、原状回復費用が2カ月分、短期解約違約金が1~2カ月分など。

リーガルスムーズと入居者の2者間契約によって、入居者が無断退去をした場合は、家賃滞納3カ月で賃貸借契約の解除、残置物の片づけ(上限200万円)をリーガルスムーズが行う。
物件内で入居者が孤独死した場合は、遺体の処理手配や、指定業者の清掃にかかった実費費用を100万円まで支払う。
さらに、自殺他殺の場合、空室家賃補償費用として事故発生の家賃の半額を24カ月・最大100万円まで支払う。

保証サービスの利用料を負担するのは入居者で、金額は月額家賃の100%。
そのうち20%が、入会手続きを行った不動産会社にキックバックされる。
1年ごとの更新料1万5000円は、ナップが直接、入居者に請求する。
同宅建協会の岡本忍会長は、「家賃補償だけなく、夜逃げや孤独死が発生したときの費用を保証する商品は今までになかった。高齢者社会が進む中、不動産会社だけでなく、家主や入居者にとっても求められるサービスだ」とコメントした。





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