昨日、京都府不動産コンサルティング協会のフォーラムに参加しました。
フォーラムのテーマは、「社会変化に対応するコンサルティング」。
4名の登壇者が、様々な視点からの変化と対応をお話しくださいました。
登壇者のおひとりが、
株式会社コミュニティ・ラボの田中和彦さん。
「AIや大手に真似できない・・・」という、興味深いお話をお聞かせいただきました。
野村総研によると、
日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に。
では、不動産に関わる仕事は無くなるのか無くならないのかという話です。
人工知能等で代替できる可能性が高いのは、
・特別の知識・スキルが求められない職業
・データの分析や秩序的、体系的操作が求められる職業
一方、代替が難しいのは、
・抽象的な概念を整理、創出するための知識が要求される職業
・他者との協調や、説得、サービス志向性が求められる職業
これらを宅建業の仕事で見てみると・・・
無くなる(=AIに置き換わる)
・賃貸住宅の仲介・・・ニーズを数値化しやすい(駅○○分、築○○年など)
・中古マンションの売買仲介・・・物件の個別差が少ない
無くなりにくい(=置き換わりにくい)
・土地の売買仲介・・・多様な物件情報=数値化しにくい
・店舗の賃貸仲介・・・個別差が大きい
無くならない(=置き換わらない)
・空き家活用・・・選択肢が多い(売る、貸す、直す、壊すなど)
・相続相談・・・利害関係、権利調整が複雑
特に、実家の売却などは、価格だけで判断しないケースも多いもんね。
建物が活かされる喜び、
地域のためになる喜び・・・
人工知能には荷が重いでしょ?(^^;
曰く、
「情報はグローバルに
サービスはローカルに」。
なんだか、元気をもらっちゃいました。
これからも、現場主義で泥臭くやっていきますよ!
土地家屋調査士 大阪 和田清人(image)