土曜日、大阪土地家屋調査士会三島支部主催の地籍シンポジウムに参加してきました。

サブタイトルが、「正確な地図をつくり、資産を守ろう!」。

法務局備付け地図の成り立ちからその重要性について、
登記官、大学教授、司法書士、土地家屋調査士らによる
パネルディスカッションが行われました。

土地家屋調査士としてご登壇いただいたのは、
吹田で最も古地図に関する造詣が深い重鎮の先生と、
阪神大震災で被災と復興の修羅場をくぐってきた元・兵庫会会長のお二方。

一般市民の方々にも、ビンビン響いたんでしょうね。
終了後の相談会は大盛況でした。

私にとって、初耳のキーワードが、
「事前復興」。

その意味は、
①災害発生を想定し、被害の最小化につながる都市計画やまちづくりの取り組み。
 (土木工学的な意味合い・・・ハード面)

②発災後、速やかに復興に関する意思決定や組織の立ち上げなどを行うために、
 事前に手順の明確化や基礎データの収集などを進めておくこと。
 (知恵や教訓の伝承・集積・・・ソフト面)

法務局の資料は、まさに②の基礎データ。

パネラーの登記官も、しばらく東北の応援に行っていたそうですが、
地図が整備されている地域はどんどん復興が進むのに、
整備されていない地域は手つかずという現実を目の当たりにしてきたんだとか。

ちゃんと境界を決めて、その図面を法務局に提出しておくことが、
回り回って、ご自身の土地の復興を早めることに繋がるんですよね。

境界確認の依頼があれば、
快く応じてあげてくださいね。(^^;


土地家屋調査士 大阪 和田清人(image)
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