私が理事を務める、(社)全国賃貸経営補償機構当機構には、全国の賃貸オーナー様や建設会社様から、家賃補償に関するご相談やお申込みをいただいております。
その中でも、最近特に顕著な傾向が、昔からある「平凡な企画のアパマンの減少」です。
では、どんな特徴のある物件が増えているのか? という実例をいくつかご紹介します。
1、戸建賃貸
数年前のブームとも言える状況は過ぎましたが、まだまだ全国的に供給が少なく、「建てればすぐ満室」という状態が継続しています。もう土地活用の新たな形態としてすっかり定着した感があります。
中には若者が好むオシャレなデザインに特化した「デザイナーズ戸建賃貸」や、そのまま分譲住宅としても売れる、長期優良住宅クラスの「高性能戸建賃貸」なども供給が増えてきました。
鉄筋コンクリート造のマンションで億単位の借金はコワい、という地主様にはピッタリの土地活用と言えるでしょう。
2、エコ賃貸マンション
つい先日7/4で申込みを締めきった住宅エコポイント制度に対応した、エコマンションも多く見受けられました。
一般的なアパマンの省エネ性能(省エネ等級2以下)に比べ、エコポイント対応物件は、最低でも省エネ等級3以上、加えて高性能なエアコン、給湯器、節水型水栓などの省エネ設備も付いていますので入居者の反応も上々です。
さらに進んだビルダー様では、屋上に太陽光パネルを設置して、家賃収入+売電収入のダブルインカムを提案されています。
この太陽光発電については、7/1から始まった固定価格買取制度により、「42円/1kw・20年」で安定収益が得られますので、今後はさらに供給が増えるでしょう。
3、外断熱マンション
普通の賃貸マンションは「内断熱」で断熱工事が施されていますが、近年増えているのが、建物の外側から断熱する「外断熱」タイプのマンションです。
実は欧米諸国では一般的な工法ですが、建物の外側を断熱材で覆ってしまうことで、室内の温度環境で一定で健康・快適になる、建物が長持ちする、省エネになるなど、たくさんのメリットがあるのが外断熱です。
これからは、環境共生型社会ですから、外断熱のマンションはますます増えるでしょう。
いかがでしょうか? さっと思いつくだけでも、これだけ新しいスタイルの土地活用があります。他にも、「スカイバルコニー付きメゾネット型マンション」、「ガレージ付き戸建賃貸」など、様々な新しい賃貸経営のカタチが増えています。
加えて、これらの差別化された特徴のある賃貸物件は、入居者の人気が高く、
家賃も割高で入居が決まりますので、これから新築をご検討される地主様は、
ぜひ「近隣に無い新しい賃貸物件」でご計画されることをおススメいたします。
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