/pic/10/tmb/20121029074612.jpg 日本人と外国人とを比べて『お金持ち』と言われる人のスケールが10倍も100倍も違うことに驚かされます。

 特に中東もそうですが、東南アジアの『金持ち』はスケールが違いますね。
貧困な国ほど『大金持ち』がたくさんいます。
持っている金額も半端ではありません。
それに比べて日本人には『お金持ち』が見あたりません。日本にはそのスケールのお金持ちが全然いないんですね。
不思議です。

 まず私の言葉で言う『小金持ち』のレベルは、不動産や建物は別計算で、『現金』だけで『5億円』がある人です。
使う予定のないお金。税金を全て支払った残りのお金で『5億円』を持っている人が、一応『世界基準のお金持ち』ですね。

 日本人の皆さんはそういう世界基準を知らないで、あの人はお金があるとかないとか言うから、おかしくなりますから、世界で言うところの『お金持ち』とは『現金5億円の人』だとご理解ください。
そうですね。俺は金持ちだと思ってたけど、世界基準に達していないなー。なんて失礼ながら今さらながら気が付かれた『自称お金持ち』の人も多数おみえではないでしょうか。

 さてその『基準』で、日本にどれだけの『お金持ち』がいるのでしょうか。
『2万8000人』です。日本の人口は1億2600万人ですから0.02%です。1万人に2人となりますね。
人口10万人の市なら『20人』です。200万人の都市で400人いるということです。なかなか税引後の土地建物の不動産は別計算での5億円は難しいものです。

 しかし中国にそのお金持ちが何人いるかご存知でしょうか。『30万人』もいるのです。
人口13億人として、日本の10倍だから、10倍のお金持ちがいても不思議ではない。という話しではありません。給料が月3万円の国ですから、日本の30万円を比べて、お金の価値は10倍以上ですね。

 ということは、中国の世界基準の5億円の現金の価値は、『50億円』と同じです。ですから日本で50億円と考えれば、2万8000人は2800人に減っちゃいますね。
10万人人口で2人が中国流のお金持ちです。200万人政令の都市で40人しかいない計算になります。もーびっくりですね。
これはフィリピンでもタイでもマレーシアでも、もうどこでも同じです。
一言で言って世界中にお金持ちはいるのに、日本には『お金持ち』はいませんね。
というのが、『私の持論』で『私の感想』です。

 しかししかし、これは私の言うところの『小金持ち』です。
『大金持ち』はやはり10倍の『50億円』現金資産の人だと考えています。
大会社なら50億円、大医療法人なら50億円の現金は可能ですが、すみません。全て個人一人のお金と考えれば、多くの皆さんが『日本に金持ちはいない』という私の主張に賛成していただけるのではないでしょうか。

 長々とお話ししましたのは、何故日本にはお金持ちがいないのかの理由を申し上げたいからでした。
今回のテーマが全てこの問題となります。

 はい、一言で理由を言えば、日本は世界一『税金が高い』からです。
これ以外に、何の理由もありませんね。100年考えてもこれしか答えはありません。

 さて中国にはそもそも『税金』という考え方も、支払おうという気持ちさえありません。
私は香港で税務申告をした事もありますが、そもそも税務署が個人や会社の税務調査に入るという考えがありません。
会計士が申告して出せば100%それが正しい申告とみなされて何も追求されないのが、香港ばかりでなく、『世界の常識』ですね。

 さてそれはどうして、そうなるのでしょうか。
まず第(1)にそれは税金収入と徴税コストの関係です。
税金収入より税務職員100人の人件費などの『徴税コスト』の方がお金がかかるからです。
全くこれは『世界の常識』ですね。日本は逆ですが何故でしょう。それは収入の税率が世界一高いから、高額の徴収コストが使えるのです。

 第(2)にそれは何故かとたずねたら・・・。
答えは、世界中の税率は低いですから(相続税なんて、ほとんどの国がゼロ)徴税のコストがかけられません。
ですから『自己申告100%』となっております。おもしろいですね。

 話しが横道の横道にそれてしまいましたから、気を取り直して『相続税・所得税の大節税メリット』です。

 サ高住を建てるということは、アパートマンションを建てるのと同じですね。
入居の契約も『賃貸契約』です。ですから、『介護』や『看護』や『医療』が大事という前に、まず建物を建てなければ始まりませんから、この『アパマン経営』の失敗と成功の基本中の基本を学ぶ必要があります。

 その基本のほとんど80%が税金の知識を学ぶこととなります。
全ての現金収入は、世界一税率の高い国の税金を支払った残りとなることは皆さんもよくお解りですが、高い税率を支払うと、現金は残らないこともご説明しました。
だから日本人にお金持ちがいないのですね。
という事は、高い税率を支払わないようにすることが第一の最重要となります。
頭を使って税金を払わないことを『節税』と言います。
ちなみに頭を使わないのは『脱税』と言います。

 ですから正しい知識が必要です。
税金のことは税理士さんに相談されるのが一番いいのですが、一つだけ皆さんが大きな『間違い』をされています。
税理士さんは国から資格をいただいて『税金を申告するのが仕事』です。
税金支払いを計算する人ですが、その反対の『節税』をする立場の人ではありません。
本音を言えば、税理士さんに節税を頼むと、困った顔をされるのが一般的です。
ご注意ください。

 さて遅ればせながら本題の答えを5つ申し上げます。
(1)日本では残念ながら、現金でのお金持ちは諦めてください。
これだけ税金が高いと無理です。そのかわり『節税』をして『土地建物の賃貸』でお金持ちになることは簡単です。5億でも50億でも財産は作れますね。

 (2)減価償却を完全にマスターして下さい。
この出費を伴わない経費計上で現金を残して、その現金の範囲内で借金の元金を返済をする『逆算の経営』です。金利は経費ですから問題ありません。

 (3)入居者第一、お客様第一に徹して下さい。これが全ての事業の基本です。

 (4)色々申し上げましたが、やはり専門家にご相談下さい。
しかし一般的な税理士と日本中の銀行さんの意見は聞かないこと。相談しないことです。危険ですし無駄です。

 (5)さて変な結論ですが、やはり『運命論』でしょうか。それはあなたが誰の言うことを信用して、相談して、実行するかが全てです。
『付け焼き刃』の勉強では『素人』はプロにはなれませんね。ですからあとは運命です。
素人さんは、誰と出会って、誰を信用して、誰に任せるのか。まあ結論はこれだけですね。

 私がいいとは、口がさけても言えませんが、選択肢の一つに入れていただければ幸いです

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