さて、前回に引き続き、「建物共用部10年点検」の中で発生頻度が
高かった不具合項目ベスト3の「第2位」を発表いたします。

/pic/61/tmb/20120816155839.jpg
[第2位] コンクリートのひび割れ
コンクリートのひび割れ(クラック)もよく見られる症状です。
コンクリートという材料は、熱などで伸縮する特性があります。
建築後の地震等の外部要因もあります。

一概には言えませんが、大体の目安として
ヒビの幅が約0.5㎜未満の小さなクラックで
あれば心配はいらないでしょう。

/pic/61/tmb/20120816180926.jpg
白華現象には要注意!
右写真のように、割れ目付近が白く汚れた白華現象(エフロ)が発生している場合は、要注意です。

白華現象は、ひび割れから侵入した水分が、コンクリートと反応してできるものです。
/pic/61/tmb/20120816182120.jpg
今すぐどうにかなってしまう類のものではありません。
しかし、多く見受けられる場合などは、折を見て建築士などのプロに見てもらい、将来的な修繕計画に組み込むとよいでしょう。


なお、小さいひび割れの補修方法は、ひび割れにエポキシ樹脂等を充填後、表面の再仕上げをします。
大きいひび割れの場合は、ひび割れをU字カット後、弾性シーリングし、無収縮モルタル等で充填の上、表面の再仕上げをすることが一般的です。


more このページの情報は参考になりましたか? はい/いいえ

async




2土地活用ドットコム


async
async
アドバイザーをされたい方へ
ログインフォーム
メールアドレス
パスワード
パスワードを忘れてしまいましたか?

この記事に関係のある無料プレゼント

小林宗春 さんのプロフィール

オーナー様目線の賃貸経営・空室対策情報をお届けします。!
小林宗春

小林宗春
(こばやしむねはる)

一般社団法人 全国賃貸経営補償機構
1973年 神奈川県鎌倉市生まれ

大手マンションディベロッパーで2,000戸超の分譲マンションの企画設計に携わった後、同機構で賃貸建設、土地活用、賃貸経営に関するコンサルティング事業に従事。

2010年には、(社)全国エコ建築普及振興アカデミー理事に就任し、省エネ・環境性能の高い住宅、賃貸物件の普及振興にも注力している。

・(社)全国賃貸経営補償機構 理事
・オーナーズ・トラスト株式会社 取締役
・(社)全国エコ建築普及振興アカデミー 常務理事

(セミナー講演分野)
・家賃保証、空室対策、これからの土地活用、
 賃貸リフォーム・リノベーション、空室補償
・省エネマンション、エコ住宅関係など

more詳しいプロフィールは、こちらから

more小林宗春さんに相談・依頼する

この記事に関係のある無料プレゼント

小林宗春 さんの関連記事 feed

あなたのアクセス履歴

これからアパート経営を始める方へこれからアパート経営を始める方へ
入居募集のノウハウと空室対策入居募集のノウハウと空室対策
不動産業者選びと家賃設定不動産業者選びと家賃設定
入居者との契約・退去の注意点入居者との契約・退去の注意点
建物の維持管理と長期修繕計画建物の維持管理と長期修繕計画
建物の定期メンテナンス
建物の経年劣化部位と修繕費用
毎年必要な管理費
リフォーム
『再開発』を利用した建替え
 一覧を表示一覧を表示
新しい賃貸形態新しい賃貸形態
大家さんのための経理と所得税対策大家さんのための経理と所得税対策
融資の種類と見直し方法融資の種類と見直し方法
大家さんのための相続税対策大家さんのための相続税対策
アパート経営のトラブルとその回避法アパート経営のトラブルとその回避法
async