土地診断コンサルタントの杉森真哉です。


先日こんな新聞記事が報告されていました。

http://megalodon.jp/2015-0508-1714-46/www.nikkei.com/article/DGXLASDG05H1V_V00C15A5CR8000/










我が国では、戦後昭和30年代から土地の境界を確定する地籍調査という国家プロジェクトがあります。


元はといえば、明治時代初期の地租改正事業で、いったんは日本全国の地図整備をしたものの、その精度はいい加減だったのです。
その当時では仕方が無いのかもしれませんでしたが。

縄で測量したから現況と長さが違う
とか
賄賂を渡して作為的に長さや面積を変えたから
とか
真偽はよく分かりませんが。


そして再度、日本全国を測量し、土地の境界を確定した図面を整備しようということだったんですが、昨年4月時点の整備率は東京で19%、大阪12%、名古屋21%しか進んでいないことがわかったんです。


権利関係や土地値が高い大都会ほど、なかなか境界確定が進まないんですよね。
だって面積が減ってしまうと、資産価値も落ちる可能性がありますから。


固定資産税の課税も原則は登記されている地積なのです。















政府は以前2013年までに都市部での測量を完了させようと計画していたのですが、案の定計画通りに進んでいません。


最も低い場所に至っては、横浜の6%でした。


 法務省の担当者は「都市部は狭い地域に多くの地権者が存在し、境界画定に理解を得るのが難しい」と説明していますが、今後も難しいでしょうね。




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