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2-1 千畳敷から空木岳へ
千畳敷から登山を開始し空木岳山頂まで登る為の平均タイムは9時間。
空木岳山頂から駒ケ根高原への平均タイムは5時間半。
合計すると約14時間半となります。(もちろん、途中の休憩時間等は含みません。)
そして、登山ルートの途中で、木曽殿山荘に宿泊すると、
第1日目で7時間半、第2日目で7時間となります。
千畳敷→空木岳→駒ケ根高原
上記「昭文社」の登山地図『木曽駒・空木岳』には次の記載があります。
●「宝剣岳~檜尾岳~空木岳間は、アップダウンが多く非常に厳しいコース。個人差が大きく出るので時間に余裕をもって計画のこと。」
2-2 極楽平から濁沢大峰へ
8:10 「極楽平」を出発する
極楽平の次に「島田娘」という地名(標高2,858m)があり、どんな場所なのか楽しみにしています。
10分ほど歩くと、左右にゴロゴロした岩場が現れます。
おそらく、この辺が「島田娘」
このゴロゴロの場所を過ぎると、登山道が一気に“下り”に入るので、「さては、あのゴロゴロの場所が『島田娘』だったのか」と少々ガッカリします。
でも、きれいな高山植物もあったので、良しとしましょう。
(次の写真は「島田娘」に咲いていた花たち)
タカネツメクサ
チシマギキョウ
ここから一気に200mほど下ります。
「島田娘」から一気に下りに入る
ガスが晴れて、駒ケ根の街中から北岳~南アルプスが展望できます。
駒ケ根、北岳~南アルプスが一望
千畳敷~空木岳までの間は、きれいな岩場が続いています。天気の良いときは、ルンルン気分ですが、雨が降ると滑りやすくて要注意です。
オベリスクのような岩肌が並んでいます(下の写真)。
島田娘から一旦下ってから、また少し登り返します(下の写真)。
少し登り返して上記山頂まで歩くと、遂に、熊沢岳までの全貌が明らかになります。
下の写真のとおり、左端の岩山が「濁沢(にごりさわ)大峰」。右端の大きな山が「熊沢(くまざわ)岳」です。
「昭文社」の登山地図『木曽駒・空木岳』に書いてある通り、「アップダウンが多く非常に厳しいコース」であることが分かります。
少し下ってから、濁沢大峰への登りに入ります。
途中に出会った花を写真で撮りました。
ミヤマアキノキリンソウ
9:30 「濁沢(にごりさわ)大峰」に到着する。
濁沢大峰の山頂に到着。木製の標識はありますが、山の名称が書いてありません。YAMAPの地図を見て、山頂だと確認。
濁沢大峰の標識
少し休んでいると、数名の登山者が到着しました。
2-3 濁沢大峰から檜尾岳へ
9:35 濁沢大峰を出発
あまり休む間もなく檜尾岳(ひのきおだけ)に向けて出発。
濁沢大峰は、岩場が多いです。
山頂から少し下ると、また、岩場の連続です。
でも、岩山のため、要所に鎖場や鉄の足場が整備されています。
濁沢の鎖場
濁沢の鉄足場
濁沢の山頂を過ぎて暫く歩くと、次の山々が見えてきました。
奥の左上の山が檜尾岳。右端の高い山が熊沢岳。中間が大滝山です。
まだ、先が長いです。
楽しむべきか、はたまた、ため息をつくべきか・・・。
ここは、楽しみましょうよ!!
「檜尾岳→大滝山→熊沢岳」が見えてきた
山道を一気に下り、檜尾岳に向けて200mを登り返します。
檜尾岳→大滝山→熊沢岳
山道を下る途中で、鉄梯子があります。
鉄梯子を下る
きれいな花々が咲いています(思わず写真です)。
チングルマ
シナノキンバイ
山頂に向かって、ガマンの時間が続きます。
すると、左側奥に、檜尾岳避難小屋が見えてきました。
山頂は、直ぐそこのようです。
山頂左側に「檜尾岳避難小屋」
11:10 檜尾岳に到着です
先ほどまで良い天気だったのに、空に黒い雲が湧いてきました。
山の天気は変わり易いです。
檜尾岳山頂の道標
※次回は、雨の中を「熊沢(くまざわ)岳」→「東川(ひがしかわ)岳」へ登り、木曽殿山荘に宿泊します。
●空木岳には紺碧の空が待っていた(その3)へ続く