入居者審査とは、賃貸借契約を締結するにあたって、
申込人が記載した入居者申込書の内容を一定の調査方法によって吟味し、
契約締結の可否の判断・決裁を下す業務です。
その目的は以下の2点に集約されます。
・良質な入居者の選定
・もろもろのトラブルの未然防止
管理会社がどのようなスタンスで入居者審査を行うかで、
仲介会社から見るその管理会社のカラーが決定されます。
例えば、リスクを恐れるあまり審査を厳しくしてばかりしていて
融通がきかない、あるいは段取りが悪くて時間がかかりすぎる、
などという審査では仲介会社も疎ましく思い、
その管理会社の物件を避けるようになります。
逆に、いいかげんな審査を繰り返していると
「あの会社は審査が甘く、どんな内容のテナントでも契約できる。]
との評判がたち、業界用語でいう「内容の悪い」客が来社した場合に、
優先的に申し込みをしてくるようになってしまいます。
この辺り案配、バランスのとり方が極めて重要で、
プロパティ・マネージャーの腕の見せ所といえるでしょう。
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