私の知人から相談が・・・・関東のとある所で、土地オーナーさんによる高齢者住宅の建て貸し土地オーナーさんが建てて運営会社さんが一棟一括で20年とか借り上げるパターン。相続対策として、また土地の有効活用として注目を浴びている高齢者住宅。相続対策や土地の有効活用を考える土地オーナーさんに今まではアパート・マンション等の賃貸住宅を提案してきたが、空室率の増加世帯数の減少、少子高齢化などにより通常の賃貸住宅の提案が厳しくなった。しかし・・・これから増加の一途を辿るのは高齢者人口そして、高齢者世帯数。そこで、高齢者住宅による土地活用を提案。20年とか30年とか長期に渡り、運営会社さんが一括で借り上げてくれてしかも、契約期間中は賃料変動なし、当初の契約賃料が毎月20年30年に渡り安定的に入る。固定資産税も抑え、相続対策としても有効。それに、高齢者住宅は政府も進める社会貢献型と力説し土地オーナーさんを安心させて契約だけを取る建設会社さんやコンサルさんが非常に多い。当然、全てが全てそうではないけど・・・・100%安心で安全と言うものではない。話を戻し、そこで、土地オーナーさんが建物を自ら借金して(数億円)運営会社に貸していた・・・しかし、事件は起きた。なんと!!運営会社さんは「借り上げだと割に合わない、自らやった方が良い事に気がつき」土地を購入して自ら建設。当然、完成後、借り上げ物件から入居者を転居させ、空っぽにしてオーナさんに「やっぱり止める」と突然の解約。結果、数億円の意味のない借金と構造物だけが手元に残り、せっせせっせと自らのお財布から金融機関へ支払いをしている。それにも懲りずと言うかここまで来たら仕方ないと思いますが何とかしなければいけないので、新たに一括借り上げをしてくれる運営会社さんを探してほしいと知人に依頼。そこで、助けてほしいと私に相談が・・・・これから資料をもらい詳しく分析をして検討しますが・・・・この手の話は最近すごく多い。入居者が集まらず、経営不振にオープンして半年経過、入居者ゼロ建物が完成したけど、スタッフ採用が出来ずにオープンの目途が全く立たない。介護報酬マイナス改定の影響をもろに受けて、経営不振に色々な理由で、オーナー様との契約解除。当然ですが、一括借り上げには様々なリスクも当然付きまとうそれを前提に最悪の事態を想定して事業モデルを構築する事をお勧めします。転ばぬ先の杖まずは「高齢者住宅経営研究所」で検索