最近は春、秋の快適な気候時以外は冷暖房のお世話になることが多いですが、あなたのお部屋は冷暖房の利きはいかがですか? 私がこれまで住んだ住居ではいくらエアコンを作動させてもなかなか冷えず、温まらずという状況でした。 エアコンをフルパワーで動作させれば良くなりますが電気代がかかるうえに今度は暑過ぎ、冷え過ぎとなり、止めるとまた元に戻る永遠のスパイラル!暑がりの私と寒がりの嫁さんはいつでもリモコンの取り合いです.....最近冬場の暖房器具としてオイルヒーターを購入したのですが、部屋全体を暖めるには足りなくてヒーターの周りに家族が固まってます。この光景に焚き火に集まって暖を取る原始人を想像してしまうのは私だけでしょうか(笑)
(image) 学校の授業みたいですが、”熱”を伝える要素には3つあり、1つが”伝導(でんどう)”、もう1つが”対流(たいりゅう)”、最後が”輻射(ふくしゃ)”となるんだそうです。結局のところこれらを踏まえて外気の影響を最小限にして発生させた室内の熱(暖・冷)を逃がさなければ、原始人の焚き火から脱却できる訳です。 実際に私の知り合いの入居者さんの失敗事例をご紹介します。Bさん:「いまの部屋はエアコンを作動させてもなかなか冷えない、温まらないんです。温度設定を目一杯上げたり下げたりすると電気代がかかるうえに暑過ぎたり冷え過ぎたりで温度調整が難しいんです。そのせいか、風邪を引く事が多い気もします。 いくら家賃が安くてもこうも光熱費がかかってしまうのではなんとも…」 この様に、賃貸に住む方が生活する上で必要なのは家賃だけではありません。光熱費も大きな出費の一つです。いくら家賃が安くても、光熱費が高ければ入居者は家賃の安さにメリットを感じませんし、事例のような不便な生活にいつまで我慢が出来るかになってしまいます。 「家賃が安ければ入居しつづける」わけではありません。住まいやすさを考え、建物を作るためにも「高断熱」な技術かどうかは確認しておくべきでしょう。