「省エネ」「快適」「健康」などが住まい選びのキーワードになっています。建物の断熱性能や気密性は、入居者の毎月の光熱費に直接営業を与えるため、断熱性能が 貧弱な建物は、長期の賃貸経営に悪影響を及ぼすことが考えられます。そのため、これから建てる建物においては、断熱性能や気密性のしっかりとしたものをつくり、そこに住む入居者に、快適で健康な暮らしを送っていただくことが、賃貸経営を成功させ る大きなポイントになると思います。では、「快適な家」とはどんなものでしょうか。冬は・部屋の中の暖かい空気が逃げず、部屋内や部屋間の室温がほぼ均一な家・北側の風呂もトイレも寒くなく、結露もしない家夏は・室外からの熱気が入らずに涼しい家・小型のエアコンでも良く効き、朝・夕は風通しの良い家などが言えます。快適な家では、光熱費の削減ができ、入居者には大変喜ばれます。特に、その効果に入居後に気づくため、退去を防ぐ上で大いに役立ちます。それまでの光熱費と比べて1万円以上下がるケースもあります。これは実際に、当社で企画を行った賃貸マンションでありました。また、結露によるカビやダニの発生を抑制できるため、小さな子供さんのいるご家庭では特に気になる、アトピーや喘息を防ぐことにもつながるなど、健康面でのメリットも挙げられます。結露が発生しにくいということは、建材などの劣化も抑制されるため、建物が長持ちします。そのような断熱性能や気密性の高い建物をつくるポイントは、建物全体で外気に接している部分を、断熱材で隙間なくすっぽりと包み込むことです。また、重要なのが、開口部の断熱性能を高めることです。中でも、窓は要注意です。夏の冷房時には外から中に多くの熱を取り入れてしまい、冬は室内の熱の約半分を逃がしてしまいます。断熱を考える上では、非常に重要な箇所となります。窓の断熱性能は、ガラスとサッシの組み合わせにより決まります。サッシを木やプラスチックを使った断熱サッシにしたうえで、ペアガラスを入れることが理想ですが、ガラスをペアガラスとするだけでも大きな効果があります。また、既存の窓の内側に新しく内窓を設置して二重窓にしても、複層ガラス窓と同程度の断熱性能が確保できます。二重窓は手軽にできる方法として、マンション等リフォームとして有効ですので、既築のアパート・マンションにも適用可能です。ご検討したい方は、ご相談ください。
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