マンション経営も会社経営と同様、重要なことのひとつに「人と人とのコミュニケーション」があります。それは、コミュニケーションそのものが商売の基本だからです。そもそも、商売というものは原点をたどれば物々交換につながります。商売は“価値と価値の交換”である。その商売の基本的な姿勢は現在でも変わっていません。商品であったり、仕事を進めていく中で会社同士の持っている専門的な知識や技術の交換であったりすることが取引なのですが、経営者にとって、取引先や社員、もちろん顧客もパートナーなのですから、コミュニケーションや信頼関係は決して無視できないはずです。相手が必要としているものは何か、自分は何を望まれているか。それを、相手の立場に立って考えることができなければ、信頼関係を築くことはできません。それは、私が自分の地元でもある堺という地域に絞って会社を経営している理由にも繋がります。私が地域を絞って仕事をしている大きな理由はふたつです。ひとつは、会社の成長の大きな支えとなった堺という地域に貢献したいということ。そしてもうひとつは、責任感を持って経営を進めるためです。マンションを建設したあとのフォローアップやメンテナンスなど、諸問題にすぐ対応するためには、あまり地域を拡大することはできません。正直に言えば、地元で仕事をするということは、簡単なことではありません。どんな場合にも、悪い評判というのは良い評判の何倍もの速さで広がっていくものです。まして、関西人のおしゃべり好きは日本屈指と言えますからね。弊社で建設にあたったマンションに、万が一不具合や問題が多発してときには、すぐにそれは知れ渡ってしまうでしょう。それだけではなく、建設後のマンションの入居率が悪く、オーナーの方たちが空き室に常に頭を悩ませている状態が続けば、やはりそれも悪評となってしまいます。そんなことをしてしまえば、会社を経営していくことはおろか、地元で生活していくことすら困難になるのは目に見えています。ある意味、これはデメリットなのかもしれません。けれども、トラブルが発生したとき、すぐに対応しなければならないという「危機感」があったからこそ、大きな問題もなく経営してきたという事実は、次の顧客となっていくはずの地元の人たちにとって信頼へと繋がっていくのです。「顔の見える経営」それが与える安心感というのが確かに存在します。そして、その安心感というものが経営に与える影響というのもまた計り知れないものなのです。マンション経営というのは、決して一人で悩むものではありません。会社には顧客や社員がいるのと同じです。人と人との根本に立ち返るのならば、そこにはコミュニケーションや信頼関係が存在するはずです。
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