いよいよ来年に控えた「介護保険改正」
本当の影響は2018年改正だと言われておりますが、まず今回の改正で
サ高住にどの様な影響を与えるのか「予測」しました。
持続可能な介護保険制度及び地域包括ケアシステムあり方に関する調査研究事業報告書によればデイサービスについて
・通所介護に関する問題の所在
・報酬額算定の要件
・機能別にみた通所介護のあり方
・サービスの提供に見合った報酬
・通所介護の今後の工夫
この5点について提言されています。
デイサービスの介護給付費は1.3兆円を超え、全サービスの実に15.7%を占めています。
また介護報酬では1日の単価が特養よりも高いと言う指摘もあり、
サービスに見合った適正な報酬をと言う意見が非常に強くあります。
まず小規模デイは地域密着型に移行
小規模デイの報酬が2割ダウンすると仮定。
家賃45,000円 サービス費15,000円 食費45,000円合計105,000円
30戸デイ併設の標準的なサ高住だった場合。
地主さんからの20年一括借り上げ
借上げ賃料戸当たり40,000円
家賃収入45,000円×30戸=135万円
借上げ賃料支払120万円
差引15万円(利益)
サービス費15,000円×30=45万円
人件費58万円(夜勤1名・日勤1名の24時間1名体制)
45万円-58万円=-13万円
食費はトントン
デイサービス介護報酬(小規模デイ7-9H月25日稼働加算等含まず平均介護度3
送迎減算含む、人件費60万円)
売上2,515,000円
人件費60万円
差引利益1,915,000円
プラスサ高住利益2万円
合計利益1,935,000円
それが・・・・
2割報酬ダウンになると
デイ売上2,012,000円
人件費60万円
差引利益1,412,000円
プラスサ高住利益2万円
合計利益1,432,000円
その差503,000円となります。年間600万円以上のダウン・・・
あくまでも満室として、デイ稼働率100%想定です。
更に、サ高住減算になったら・・・・
併設のデイサービスの広さが45m2以上あれば通常規模にできますが、
そうすると、看護師の配置が必須になり、人件費がかかります。
サ高住は制度リスクに左右される賃貸住宅・・・・でも
住まいと介護を分離すれば、
その様なリスクにいちいち巻き込まれる必要すらありません。
それが、一括借り上げのデメリットなんです。
コンセプト型サ高住は「住まいとケアの分離」
高齢者が安心して暮らせる「賃貸住宅」ですから、その様なリスクは限りなく
軽減出来ます!!
サ高住はコンセプト型で決まり!!
コンセプト型高齢者住宅のご相談・ご依頼はお気軽に
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