さて、第一回目の前回はボロ物件購入の「罪」に関してのお話をしました。
第二回目の今回はボロ物件購入の「功」に関しましてお話します。
木造のオンボロアパート(1R×8部屋)を700万円台で買ったと言うお話をしました前回。
安い買い物かと思いきやオンボロならではの補修箇所が頻発し
「安物買いの銭失い」と言う諺どうりの展開となったのですが・・・
しかし、こと「木造築古アパート」の場合には諺通りに行かない事もあります。
つまりボロ物件にはボロ物件ならではの利点が存在し、先の「罪」と相殺しても
余りある魅力があるのです。
1)イニシャルコストが安い事=出口が近いと言う事実。
購入価格が安ければそれだけ利益確定までの期間が短くて済みます。
これは投資における安全性において「より安全」と言う事が言えます。
2)木造建築ですので不具合のリカバリー費用も安い傾向にあります。
前回とは逆説的に聞こえますが、最も恐ろしい給配水管の引きなおしですら
百万程度の資金で修理する事が可能となります。
3)サバイバル(生き残り)しやすい
近隣物件との比較を考えた場合、今後の市場を考えるに、より「生き残る」
可能性が高いと言えます。
投資効率を考えれば新築やイニシャルコストの高い物件は家賃を下げ辛いと言う事実があります。
その点「安い」木造築古物件は、ある程度の賃料下落に耐えられる底力を備えているのです。
以上が主な木造オンボロ物件購入の「功」となります。
しかし、この「功」。
実はこれを活かすにはその土台、発射台となるべき「あるモノ」が必要となるのです。
次回はその「あるモノ」に関するお話しをしたいと思います。
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