前回もブログで「介護経営の課題」とデイサービスの苦戦は「競合が増えたからなのか」と書きましたが
(※ご興味のある方は過去記事をご覧ください
ブログは大久保悦次のコンサルタント日記で検索)

今・・・介護経営や高齢者住宅経営が抱える問題が「危険水域」に到達しています。
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今、そこにある「危機」なんです。

全国的には、介護報酬改定の影響が出て、介護事業者の倒産件数は過去最高を更新中
高齢者住宅の経営悪化はまさに赤信号点滅状態。

今では特別養護老人ホームも破たんする時代。

実際、小規模特養(地域密着型特養)、小規模多機能さんが同じエリアで破たんしたと
クライアントから連絡があり、別の地区では地域で一番大きい特養さんのデイサービスが経営不振だと・・・

どうも年末から暗いニュースばかりが増えてきました。

介護経営も高齢者住宅経営も抱える問題点はなんなのか?

とある地域の介護事業者調査結果では・・・・・

●居宅サービスの利用者が減ったと答えた事業所が36.9%と最も多かった。
増えたと答えた所は32.1%

ここで!!デイサービスの事業者さんが口を揃えて云うのが、
この市内にも同業のデイサービスが増えたから依然と比べて利用者さんが来なくなった・・・・
↑でもこれは、間違えているケースがほとんど・・・・

私はご依頼を頂くと必ずやる事がそのエリアの「市場分析」
そこから導き出た答えは、「デイサービス」は過剰ではない。

要介護者数、サービス受給者数、高齢者数、要介護新規出現率からみても
デイサービスの椅子の数は足りない。

でも・・・当然、競合他社が新規出店もしている。
デイが増えたから利用者さんが来ない訳ではない。

介護保険制度誕生以前の「措置の時代」だったら・・・・
行政がまんべんなく振り分けてくれた。
措置の時代ならよっぽどの事が無い限り、
紹介してくれる・・・
だからデイサービス始めましたで利用者様は増えた。
でも・・・今は「選ばれる時代」

そう!!人気のデイは定員超過状態で減算しなければ
なんて云う所もあるでも・・・
一向に新規利用者様が増えない。
それは、「競合」が多くなった・・・からと言う理由ではない。
いい加減気づいた方が良い。
「選ばれていない」事を。

調査結果からもあきらかな様に、利用者が減った36.9% 利用者が増えた32.1%
ほぼ2極化が進行している証拠。

しかも、供給過剰ではない。

では次・・・・

●総事業収支は
やや黒字が39.4% 大幅な赤字が16.8% やや赤字が16.1%
32.9%が「赤字」と言う事。

●平成24年度に「赤字」だった事業は
「居宅介護支援」が31.4%と最も多く、次いで「訪問介護」17.5% 「小規模多機能居宅介護」15.3%
「通所介護」13.1%・・・・

なんと・・・・
ケアマネの「居宅介護支援」が最も赤字。
それが意味する事は??・・・

怖いのはこれは『平成24年度』と言う事。
分かりますよね?

そして平成24年度の総事業の収支を当初見込みと比較すると
「やや見込みを下回った」35% 「大幅に見込みをした回った」13.1%  48.1%が当初見込みから
実際は収支が下回った事になる。

下回った理由として「利用者数を十分確保できなかった」90.9%
当然ながら、利用者様を獲得できなければ「収支向上」はあり得ない。

●事業経営上の問題点として、「職員の確保が難しい」72.3%と最も多く、次いで「介護報酬が低い」45.3%
収益の確保が困難38%・・・・

職員も必ず獲れますし、介護報酬は低くない。
考え方と事業モデルが上手く回っていない。
収益の確保が困難ではない。

これは特定エリアの問題ではない。

私は、全国のデイサービス、高齢者住宅のクライアントがいますが、

一番悩んでいる問題は
★新規利用者様の確保が困難 ★スタッフ採用が困難 ★人財育成が上手くいかない ★組織として機能不全

そしえ、介護事業者だけでなく、高齢者住宅経営でもほぼ同じ悩みや課題を抱えている。
それは何故?なのか?

答えは簡単!!

高齢者住宅は施設の代替となっている
そして、事業モデルは「介護保険依存型」

介護事業で新規利用者様の獲得が困難・・・これは、営業スキームに大きな問題がある。
営業力不足・・・
居宅介護支援(ケアマネ)が赤字なんですよ。
それなのに、「営業」はケアマネ、地域包括、行政、医療機関のみ
しかも・・・・他力本願営業。

介護保険依存型と言う事はメイン顧客は「要介護者」
それで苦戦しているのに、高齢者住宅営業が上手くいく訳がない。
にも関わらず、数億円と言う借金をしたり、
毎月数百万円と言う借り上げ賃料を払う・・・・

当然、介護報酬が下がれば収支は悪化する。

そして、介護事業者様や高齢者住宅事業者様が抱える問題。

必ず解決出来ます。

介護事業・高齢者住宅事業が厳しい訳ではない。

事実、介護事業者のクライアントは介護事業で創業10年目ですが、
「過去最高益」を叩き出していますし、オープン前満室オープン2年間トータル入居率100%
オープン4ヶ月で満室、オープン9カ月で待機者を出し、
文字通り「行列のできるサ高住」を手掛けました!!

今そこにある「危機」から離脱しなければ
未来がない。

やるか?やらないか!!
決めるのは「あなた」です。

これからは「選ばれる時代」
選ばれ、愛され、利用者(入居者)様、スタッフ、会社それぞれが三方良し
そして、「持続可能な」事業モデル構築

ご相談はお気軽に♪♪

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大久保悦次 さんのプロフィール

愛犬共生型多世代シェアハウス・愛犬共生型賃貸住宅・愛犬共生型福祉施設・愛犬共生型高齢者住宅等「愛犬」のご相談はお気軽に
大久保悦次

大久保悦次
(おおくぼえつじ)

わんハピ合同会社
1973年 東京生まれ

観光ホテル・ツアーコンダクター・不動産コンサルティング会社・大手総合人材サービス会社・メディカル専門の人材コンサルティング会社事業部長・高齢者住宅建設会社にてコンサルティング事業部を創設、初代コンサルティング事業部長、一般社団法人日本高齢者居住安定化促進支援機構代表理事に就任。代表理事を退任後独立

一般社団法人全国在宅医療介護地域振興協会専務理事
一般社団法人 ペット共生デザイン協会理事
株式会社空き家活用研究所 取締役

わんハピ合同会社 代表
モチベーションPULS 代表

得意分野:愛犬共生型不動産活用・不動産投資・
空き家の収益物件化・ペット共生型多世代シェアハウス・ペット共生型賃貸住宅・愛犬共生型福祉施設

★不動産仲介・不動産投資・賃貸管理から高齢者住宅・障がい者グループホーム等の運営実務にも精通!!社会貢献型不動産投資・社会貢献型土地活用・ペット共生型はお任せください。

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