建物にも健康診断が必要?
皆様は、毎年、健康診断を受けて健康チェックをされると思います。
実は、「建物」でも同じで、アパマンの長期建物保全や高入居率の
維持には、建物の健康診断(建物診断)が必須です。
特に空室対策を考えるとき、根拠のない家賃の値下げや場当たり的な
リフォームをする前に、まずオーナー様ご自身で「建物の健康診断」、
「身だしなみチェック」をしてみませんか?
やり方は簡単です。共用部分だけなら1時間も掛からないでしょう。
入居者になったつもりで敷地・建物内を歩く
オーナー様ご自身が「入居者になった」気持ちで、建物・敷地内を
以下のルートで歩いていただきます。メモとカメラのご用意を忘れずに。
シチュエーションは、出勤時と帰宅時の2つの場面を想定します。
(1)帰宅時・内見時
まず入居者が帰宅するときの目線です。これは同時に入居検討者が
物件選びに際して内見するときの目線と近いので重要です。
外から帰ってきて、車を置き、郵便物を確認して、階段を上って、
廊下を歩いて、自分の部屋の玄関を開ける。
歩くルートは、駐車場 ⇒エントランス ⇒郵便ポスト・掲示板
⇒階段(エレベーター) ⇒ 各階廊下 ⇒各住戸玄関前
といったところです。
本当に自分が外出から帰ってきたつもりで歩いてみると、
◇ポストにチラシが散乱して印象が悪い
◇廊下の電球が切れていて暗い
◇玄関扉にサビや汚れがあり汚い、等々
直感的に「あっ、ここはイヤだな。」と気づいた部位は、写真を撮って
メモしておきましょう。
(2)出勤・お出掛け時
次は逆ルートで、部屋から出掛けるときのルートです。
住戸玄関前 ⇒ 階段エレベーター ⇒ エントランス
⇒ ゴミ置場 ⇒ 駐車場・駐輪場
同様に気になった箇所は、写真とメモを忘れずに。
改めて文字にすると「頭では分かっている」当たり前のことですが
その気になって実行すると、思いもよらぬ「気づき・発見」があります。
おそらく、「ここは直すか、清掃しないとダメだな」とお感じになる
部分があると思いますので、オーナー様ご自身のチェックリストと
写真をもって管理会社様にご相談されてはいかがでしょうか。
長期間に渡る健全な建物の保全、空室対策の一丁目一番地として
ぜひアパマンの「身だしなみチェック」を実行してみてください。
もし、ご自身のチェックだけでは不安だよという方、医療と同様に
セカンドオピニオンとして他者の意見も聞きたい、という場合は
当機構までご相談ください。
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