/pic/5/tmb/20120604090758.jpg 超高齢社会に向けた対応策として登場した「サービス付き高齢者向け住宅」は、建築費に対する補助金があり、各種の税金が軽減される事もあり、土地活用の目玉として扱われる機会が増えています。

 しかし、サ高住の補助額は、建設費の1/10、改修費の1/3(上限:100万円/戸)という事で実際にはそれほど大きな金額になりません。
サ高住の貸し出し家賃がマンションに比べて安く入居率も低い事を考えると、この程度の補助金では安定的な収益の裏付けには足りないのではないでしょうか?

 そこで注目されているのが再開発関係の補助金を活用したサ高住の建設による補助率のアップです。

 こちらの補助金は、主に中心市街地の荒廃化を防ぐために用意されたもので、総事業費に対する25%~40%程度の補助金を受ける事が可能です。
 高齢者専用住宅のための補助金ではありませんが、目的や要件が合致すればサ高住でも利用可能です。

 この制度を活用すると、
 既存建物の解体費の2/3
 エレベータ設置費の2/3
 共用廊下・共用階段設置費の2/3
 駐車場(機械式を含む)設置費の2/3
 調査・設計費の2/3

 などが補助金として支給されるので、総事業費に対しては概ね25%~40%程度の補助金となるのです。

 もちろん全ての建物が確実に補助金の交付を受けられるわけではありませんが、
建設予定地が下記の要件を満たしている場合には一度検討してみる必要があります。
 (1)中心市街地活性化法基本計画策定地域
 (2)人口10万人以上の都市
 (3)市街地総合再生計画事業の基本計画策定地域

のいずれかに属しており、
 ・用途地域が、「商業地域」または「近隣商業地域」
 ・前面道路の中心線からの面積が概ね1000m2以上


 特に中心市街地の老朽化した建物を解体して建設する際には高い効果が期待できます。

more このページの情報は参考になりましたか? はい/いいえ

async




28土地活用ドットコム


async
async
アドバイザーをされたい方へ
ログインフォーム
メールアドレス
パスワード
パスワードを忘れてしまいましたか?

この記事に関係のある無料プレゼント

山浦献幸 さんのプロフィール

空室対策から市街地再開発まで豊富な経験に基づくノウハウを発信しています。
山浦献幸

山浦献幸
(やまうらけんこう)

株式会社ヤマウラコンサルタント
1965年 長野県駒ケ根市生まれ

1994年 株式会社ヤマウラ入社
2004年~2007年 同社取締役副社長
2000年~2005年 ブレインマンションFC本部長
2011年 株式会社ヤマウラコンサルタント代表取締役
2015年 一般社団法人日本優良建築物整備振興協会理事長

more詳しいプロフィールは、こちらから

more山浦献幸さんに相談・依頼する

この記事に関係のある無料プレゼント

山浦献幸 さんの関連記事 feed

あなたのアクセス履歴

これからアパート経営を始める方へこれからアパート経営を始める方へ
入居募集のノウハウと空室対策入居募集のノウハウと空室対策
不動産業者選びと家賃設定不動産業者選びと家賃設定
入居者との契約・退去の注意点入居者との契約・退去の注意点
建物の維持管理と長期修繕計画建物の維持管理と長期修繕計画
新しい賃貸形態新しい賃貸形態
高齢者向け賃貸住宅・高専賃・サ高住
外国人向け賃貸住宅
ルームシェア
戸建賃貸運用法
空室対策
土地活用
太陽光発電
海外不動産投資
有料老人ホーム
補助金
サ高住 補助金
コンセプト型サ高住
「サービス付き高齢者向け住宅」を分かり易く解説するシリーズ
イベント
障がい者グループホーム
バーチャルオフィス方式による空室運用
コワーキングスペース型空室運用
 一覧を表示一覧を表示
大家さんのための経理と所得税対策大家さんのための経理と所得税対策
融資の種類と見直し方法融資の種類と見直し方法
大家さんのための相続税対策大家さんのための相続税対策
アパート経営のトラブルとその回避法アパート経営のトラブルとその回避法
async