前回に引き続き、低価格高齢者住宅の危険性の続編です。各方面から反響を頂いております。高齢者住宅は各地域に色々な価格帯が存在した方が良いと考えております。10万円台、15万円台、20万円台等所得に応じて、選択肢があった方が良い事は言うまでもありません。例えば、8万円~10万円台の物件で、高齢者住宅事業、サービス部門、介護部門、食事部門等の全部門がその金額帯で「黒字」なら素晴らしいモデルだと考えます。しかし、住宅部門は赤字だけど、全事業トータルで見たら月間利益率25%を確保しているので、成功だ!!とは言えないと考えています。ぎりぎりでも、全部門が黒字でなければ、安心した事業は継続できないのでは?今回の介護報酬改定で同一建物の通所・訪問は減算対象です。介護保険にどっぷりと依存した場合、制度リスクがあると感じています。もちろん、介護保険にどっぷり依存せずに、各部門で経営努力をして、コスト削減を図り、経営努力の力によって黒字達成できるなら、そして、10万円で提供できて、オプションもない。と言うなら家族や入居者本人にとってもすばらしい事ですよね。それなら私も大賛成です。ただし、人件費も相場より高い賃金を支払い、良い人材を確保すると考えると、どうですかね?厳しいと思います。一番のコストは建設費です。建物が坪単価30万円台で実現可能であれば、低価格モデルは実現するでしょう!!低価格モデルを実現するには、建物の価格をいかに抑えるか?が「カギ」になります。「安かろう悪かろう」では、話になりません。そして、介護保険に依存しすぎるのも危険です。安かろう悪かろうではなく、企業努力によって介護保険にも依存せずに、低価格が実現出来るなら素晴らしい事だと思います。格安航空のピーチも就航から1ヶ月で4便が欠航する事態となっております。利用者に多大な迷惑がかかります。低価格高齢者住宅で歪みが出て、暗礁に乗り上げてしまうと、入居者とその家族、職員、そして地主様に多大な迷惑がかかってしまいます。そのような事態を招かない様なビジネスモデルを確立して頂きたいと願います。なんども言いますが、地主様も運営事業者の事業収支をチェックしてください。すべての収支が黒字になるか?確認してください。ココで大切なポイントは、平均介護度は?介護保険利用率は?満室想定で全部門黒字でも問題ありません。
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