こんにちは。建設コンサルタントの西田芳明でございます。当社では,今年もおかげさまで多数のサービス付高齢者向け住宅(以下サ高住)を契約させて頂きました。そして、契約に至るまでにいろいろな介護事業者さんとお話の中で、入居のお話もよく出てくるようになりました。そうしたニーズの中で、NPO法人高齢者福祉住環境支援機構の活動の一つでもある高齢者住宅の仲介事業を本格的に始動させる流れとなったのです。前期が始まった時に、高齢者が暮らせる住宅を調査し、事業者と契約をさせていただきました。登録させていただいた住宅は、介護付き有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホームなどいろいろあります。住宅の登録が終わると、高齢者を紹介していただける先、ケアマネ、ソーシャルワーカーなどのお話を持っていきます。今までの高齢者住宅の探し方は、ソーシャルさんやケアマネさんが知っている施設を紹介するというパターンが多かったのですが、今は紹介サイトが発達してきました。しかし紹介サイトは、ただ紹介するだけで、本当のお客さんのニーズをつかめるものではありませんでした。たとえば、入居者さんはサ高住と住宅型有料老人ホームの違いが分からないまま、この住宅がどんなサービスをしてくれるのかもあいまいなまま入居しています。私たちが行っている事業は「仲介」です。高齢者福祉住環境支援機構の活動理念である高齢者が安心して暮らせる住まいの提供という観点から、その入居者さんの経済状況、介護度、疾患、ADLなどをヒアリングして、ニーズあった建物を専門家としてアドバイスさせていただき、施設の同行見学などを行っております。おかげさまでスタートしてから10組のお客様と制約させていただくことができました。私たちは、営業マンではなく、完全中立な仲介業だからこそできることだと思っています。認知症の施設に認知症じゃない方がお住まいになる、元気な高齢者が、ナーシングホームに入る、すべて施設中心で入居させているミスマッチによるものだと私は思っています。お一人お一人のニーズに合った住宅に住んでいただくことにより、住宅同志の連動ができ、その地域のネットワークができ、相乗効果が生まれてくると確信しています。これを繰り返すことにより、より需要と供給のギャップが見えてきます。そういったニーズを補うために私たちは、土地活用の一つとしての高齢者住宅を供給し、ニーズを補っていきたいと思っています。安定して土地活用をするには、借主の事業を見る必要がある、お客様を見つける必要がある、こういう当社の思いと、高齢者に安心できる住まいを届けたい、ニーズに合った住まいの情報提供をしたいという、機構の思いが相乗効果を発揮して、地域で支える福祉を実現していければと思っています。
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