(image) 第1.無事故の賃貸経営などありえるのか?オーナーは、アパマン建設を決断する際、家賃滞納、近隣紛争、住宅瑕疵補修等の発生しない、
無事故の賃貸経営をバックアップするとの提案事業者の声で、最大の不安を払拭し、決断します。しかし、このような無事故経営保障を提示する以上、相応のシステムを作り上げる必要があります。ここでは、入居者から最も多く寄せられた「家賃滞納」を保障するシステムにより、入居者がどのような苦痛を、部屋探しの際に、経験しているのかを報告します。そもそも、アパマンによる土地活用は、「経営」であり、「投資」ではないと、NPO土地協では、常々講演してきており、オーナーの意識も徐々に変化しています。しかし、賃貸経営は、もとより、どのような経営形態であり、無事故で経営が行えると考えるほうが、間違っており、
経営に事故の発生は、当然のことであり、その事故発生時にどのように対処するのか、その合理的解決方法を修得することに関心をおくべきなのです。事故を未然に防げる事業システム等、存在せず、事故解決ノウハウだけが、存在するのです。例えば、家賃滞納を未然に防ごうとして、今、賃貸仲介業界では、「委託保証人」制度が深く浸透し、標準的な取り扱いとなっています。委託保証人制度は、オーナーには、心地よいシステムですが、結局、契約の入り口で、未来の見越し、入居者のあらゆる情報を収集し、過分な費用を賦課請求し、滞納時に備えるものですが、どんなに、入り口で体裁を整えたとしても、明日のことは、おろか、1年、2年先の事情は、何人も知ることはできないという現実をとらえることです。どんな、一流企業、高収入者であっても、それは、現時点の事情であり、明日になれば、その事情が変更することも十分に予測され、それに対処することなど、不可能なのです。しかし、不可能を可能にしようと形式を求めるゆえ、入居者は、夢と希望に満ちた移転先探しが、まるで、融資審査を受けているような「悲痛な」気分となり、承認を受けるころには、契約することが重荷に感じるようになっているのです。(続く)