マンション経営を進めていく上で、コンセプトの絞込みをするのと並行してしなければならないのが「危機感」を忘れないようにすること。 これを忘れては目標に辿りつくことはできません。言葉で表すのは簡単なのですが、この「危機感」を持つ前の段階で、皆さんが抱える現実があります。それは「不安感」です。今、自分のマンションに果たして行列ができるのか悩んでいる方。これこそ「不安感」に他ならないのです。 なぜだかわからないけれども、物事が順調に進まないような気がする、という気持ちや、新しいことを始めようとするときに、わからないことが多いからこそ、余計な心配をしてしまう。ここに不安が生まれるのです。では、こうした不安を抱えたまま、マンション経営に踏み出してしまっていいのでしょうか。答えはノー。この不安感をあるものに置き換えなければならないのです。それが先に述べた「危機感」なのです。では、この置き換えをするにはどうしたらいいのか。ここにたどり着いたら次のように考えてみてください。 「目標などを見据えたときに、自分には何か足りないか。今のままではどのような失敗が想定されるのか」 このことは、経営者に限らず、多くの人が毎日の生活の中で抱えている感情ではないでしょうか。 しかし、人というのは不思議なもので、自分か未知の分野に足を踏み入れた途端、こうした感情を忘れ、ただ不安に陥ってしまうのでつまり、不安を払拭するためには、多角的に物事を捉え、それに基づいて明確なビジョンを抱き、必要なことを逆算してプランニングしていく必要がある。 こうした考えを常に持つことが、私のいう「危機感」に他ならないのです。しっかりとしたコンセプトを打ち出したマンションだからこそ、それに安心してしまうのではなく、更なる次の目標について考え続けなければなりません.
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