サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の運営会社選びについて考えていきましょう。地主さんがサービス付き高齢者向け住宅の建設をするか?どうするか?で一番悩むのは長期的に安定するか?と言う事ではないでしょうか?契約上は20年もしくは25年、30年と長期にわたり一括借り上げ契約をするのが、一般的ですが、本当に、20年、25年等その介護会社は安定経営できるのか?が最大のカギとなります。前回もお話した通り、介護会社もサービス付きが「賃貸経営」として、成り立ち、プラス収支になることが大前提。よくあるのが、賃貸部門は赤字、食事部門はギリギリ、サービス部門でもギリギリ黒字、介護部門で大きく黒字!!全部門トータルで見ると「黒字」全部門トータルで見て、入居率80%で黒字と言う、事業予測(事業収支)を出している介護会社は非常に「危険」です。はっきり言ってそんな会社は20年・25年に渡り、長期間借り上げられないと思います。必ず「失敗」します。なぜか?賃貸部門が赤字だからです。と言う事は「介護保険依存度100%」ですよね。介護保険が減算になったり、ケアプランの適正化が進んでいる現在、危険すぎると言うしか言葉もありません。必ず、賃貸事業は黒字でなければ行けないのです。サービス付き高齢者向け住宅とは、「賃貸住宅+介護」賃貸住宅である以上、黒字計上して当然です。そして、その物件は「終の棲家」となれるか?と言う事です。一般的には、サービス付きは軽度対応、重度になると対応は無理だろうと思われがちですが、私は運営会社の理念と実力次第であると考えています。もし、運営事業者が軽度対応しかできないと言うのであれば、なおさら、賃貸住宅として、黒字になるか?と言う所が肝心です。地主さんは、建設会社さんから土地活用の収支を出してもらいますが、事業者側の収支も絶対にだしてもらい、全部門黒字、しかも入居率は最低でも70%で黒字でなければ厳しいです。良く考えて、ご決断をするべきです。一括借り上げ以外にもテナント式もありますし、ベストな選択をするべきです。高齢者住宅での土地活用相談はお気軽に