厚生労働省は症状が軽い人向けの介護予防サービスのすべてを市町村の事業に移すのを見送る。介護予防費の計6割を占めるホームヘルパーとデイサービスに絞って市町村に移し、訪問看護などは現行のままとする。厚労省は2015年度からの市町村への移管で介護予防費の伸びを75歳以上の人口の増加率並みに抑える方針だったが、修正を迫られそうだ。 市町村から移管に伴う負担が重いとの不満が上がったことに配慮した。厚労省の新たな案では症状の軽い要支援者(約150万人)向けの「予防給付」サービスのうち、ホームヘルパーやデイサービスを15年度から3年かけて市町村に移す。ボランティアなどのサービスへの置き換えや利用料を市町村の裁量で決められるようにする。 残る訪問看護やリハビリテーション、入浴、福祉用具の貸与などは15年度以降も存続。引き続き全国一律の基準で介護事業者がサービスを提供する。従来の案はすべてのサービスを市町村に移す予定だった。 厚労省は11年度に4100億円だった予防給付の費用がそのままなら年5~6%ペースで増えるのを、75歳以上の高齢者人口の増加率に並ぶ年3~4%増に抑える方針。今回の見直しで、移管対象は費用ベースで6割程度に縮小する。予防給付分だけで25年度に1600億円強の費用を抑える効果を見込んだが、目減りは避けられない。と本日の日本経済新聞が報じた。もうすでに始まっている「茨城県」の取り組みをご紹介します!!シルバーリハビリ体操大田仁史管理者が考案した体操で,関節の運動範囲を維持拡大するとともに筋肉を伸ばすことを主眼とする体操であり,立つ,座る,歩くなど日常の生活を営むための動作の訓練にもなる「いきいきヘルス体操」や「いきいきヘルスいっぱつ体操」で構成されています。いきいきヘルス体操脳卒中による片まひがある方のための体操で,関節の拘縮(こうしゅく:固くなる)予防のために,寝ていても,座っていても,できるように組み立てられ,筋肉を伸ばすことを主としています。いきいきヘルスいっぱつ体操日常の生活動作がぎこちない方,肩や膝など運動器官に慢性の痛みのある高齢の方を対象に,筋力強化等を行い,体力の向上や維持をはかります。
(image) 目的虚弱高齢者の増加等,高齢社会の急速な進行に対応するためには,高齢者の健康の保持増進を図り,要介護状態に陥らないあるいは要介護状態が悪化しないよう高齢者自身が「介護予防施策」に参画することが重要です。 この施策の一環として,地域の高齢者をシルバーリハビリ体操指導士として養成し,ボランティアで「いきいきヘルス体操」などの指導を行っていただく,地域住民による新しい支援体制を構築し,介護予防・リハビリの知識や体操の普及を促進することとしました。そして、ボランティアの体操指導士は3級から1級まであり、体操指導士も元気になったと好評です。現在、実証データを取っているとの事ですが、参加する前と後ではかなり身体機能が向上していると言う結果もあります。また、私が専務理事を務める一般社団法人全国在宅医療介護地域振興協会でも、試験的にさいたま市で「元気いきいきリハビリ体操」を実施しております。回を重ねるごとに参加者もどんどん増えて、定期開催の声も上がっております。当協会でも全国的に広めて行きたいと考えております。介護保険に依存しない。軽度はこの流れは変えられませんね。www.hwc-zoo.org
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