今日は、


首都圏直下型地震と地下鉄


というテーマでお話ししたいと思います。


2011年に起きた東日本大震災では、

首都圏の交通網がひどい機能不全に陥りました。


その中で圧倒的な強さを発揮したのが、地下鉄各線でした。


でも、この地震というのは、太平洋を震源とした海溝型地震です。

震源地もかなり遠かったですよね。


もし、首都圏でタイプの異なる直下型地震が発生したらどうなのでしょうか。

不動産投資家や大家さんにとっても非常に気になるところです。


実は、首都圏直下型地震で

最も被害が想定されているのが、地下鉄なのです。


ただ、専門家たちは、地下鉄路線によって、被害の程度に

かなり差が出るのではないかと指摘しています。


特に被害を受けそうなのが、

古い耐震基準のもとでつくられた地下鉄です。


よく住居家屋の建築基準で、

旧耐震基準と新耐震基準が問題になりますが、

地下鉄も耐震基準がいろいろと変わってきているんです。


阪神大震災を受けて、地下鉄の耐震基準が改められています。


それ以前の地下鉄は、

トンネルの柱や壁などの基準が古いのです。

耐震補強はなされていますが、

直下型地震が発生した場合、

被害が、新基準の地下鉄に比べると大きいと指摘されているのです。


では、新耐震基準でつくられた地下鉄は

どの路線なのかが気になりますよね。


どこだと思いますか。

阪神大震災の後につくられた首都圏の地下鉄はどこでしたっけ。


正解は、


都営地下鉄大江戸線の一部、

東京メトロ半蔵門線(押上~水天宮間)と副都心線です。


一方、昭和30年代につくられた地下鉄は、

四角い箱のつくりをした開削トンネルで耐震性の観点から

弱いというのです。


こちらも気になりますよね。

昭和30年代につくられた地下鉄ってどこなのか。


この古い型のトンネルが採用されているのは、

東京メトロ銀座線、丸の内線、日比谷線、東西線、都営浅草線です。


そうなってくると、首都圏の地下鉄沿線に物件を持つとしたら、

副都心線あたりが、海溝型、直下型いずれのタイプの地震にも

比較的強いということになるでしょうか。


しかし、専門家は地下鉄について別の問題点も指摘しています。


地下鉄は、地下水が染み込んでくるので、

ポンプで地下水を汲み出しているんだそうです。

停電が長引くとどんどん地下水があふれてきます。


電気が復活しても水を汲み出す作業だけで、

かなりの時間を要するのです。

数日間は運休する可能性もあるようです。


東日本大震災では圧倒的な強さをみせた地下鉄ですが、

いろいろと悩ましい問題も山積しています。


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雨宮 憲之 さんのプロフィール

メタボ大家のアメちゃんです。
雨宮 憲之

雨宮 憲之
(あめみやのりゆき)

大学卒業後、地方局にアナウンサーとして入社、ラジオのパーソナリティーとして人気を博す。
退社後は、毎日新聞社の記者に転身。取材・編集活動に携わる。

2010年、新進気鋭の賃貸経営コンサルタントとしてデビュー。取材活動で培った調査力をもとに、「リスク要因の徹底的な洗い出し」にこだわった独自のエリア調査手法、エリアマーケティング戦略等の構築を図り、注目を集める。これまで調査で歩いた距離は2000キロ以上に及ぶ。
自身、アパマンなど4物件の現役大家であり、入居者の夜逃げ、自殺騒動、大量漏水事故など数々の難題を克服。過去7年間の通算入居稼働率は97%を誇る。経験に裏打ちされたノウハウは、クライアントから絶大な信頼を得ている。

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