何がメチャメチャなのかをお話しするまでに、米国では今『20%の失業率』になってしまいました。

商業用不動産の借金返済は『50%が遅延』。
住宅ローンの未払い『7%』。FRBは毎月毎月『120兆円の社債』を買い増しして、企業の倒産を救済しています。


中古住宅販売も4月は3月より『18%』も減りました。

しかしトランプさんの支持率は過去最高の『49%』です。
秋の11月には必ず大統領選で再選されることでしょう…。



 さて何がメチャメチャなのか・・・。


基本的にアメリカの人口は3億2,000万人(日本1億2,000万人)。
GDPは2,200兆円(日本470兆円)。
平均年齢37歳(日本45歳)。


そのアメリカで今『670兆円』のコロナ対策の資金が出ています。

(1)4月に国民に現金給付。一人当たり13万2,000円(20兆円)
(2)飲食ホテルの補償(53兆円)
(3)航空会社の救済(3兆円)
(4)中小企業の給与支払い補償(40兆円)
(5)医療体制整備(14兆円)企業支援(100兆円)合計で230兆円。


 あとFRB(米連邦準備制度理事会)が
(1)州政府支援(5兆円)
(2)民間銀行の救済(158兆円)
(3)中小企業への無制限の資金提供(170兆円)
(4)財務省の緊急経済支援(107兆円)合計440兆円。

合わせて『670兆円』です。 


そしてFRBは企業が自社で発行した手形(取引実態のない融通手形)を持ってくれば無制限に購入する(現金にしてあげる)と発表していますから、あと100兆円、200兆円もコロナ対策資金が増えてしまいます。
するともう、800兆円、900兆円になってしまうということです。どうしてこんなことをするかというと、アメリカの信用不安に火がつけば金融システムは崩壊する。だから全ての手段を使ってアメリカ経済を支えるしか方法がないからです…。




 そしてまた、FRBは米国債を無制限に買い入れると発表しています(3月15日)すでに77兆円の米国債を買い入れていますし、これからも無制限に買い取ることが決定されています。

それは何故か。


それは国債を買い取らないと『ドル紙幣』が印刷できません。
ドル紙幣が印刷できないと、資金の供給ができないからです。

恐ろしい話です…。




アメリカの借金は
今でもGDP2,200兆円の108%の『2,380兆円』もあるのに、たったこの数ヶ月で820兆円増えたとすると『3,200兆円』になります(GDPの145%)(各州政府の借金は含まず)。

そしてこれからもっともっと増えていくことは簡単に誰でも想像できます。


アメリカの信用と金融システムを守るためには、これ以外の方法はないのですから…。

しかし、いつか、どこかで守りきれなくなることでしょう…。恐ろしい現実『新世界大恐慌』は必ず来ると私は思います。



 アメリカの子会社の日本も同じ方向性です。

2019年末現在で日本の借金は『1,110兆円』(地方の借金含まず)。

GDP470兆円の237%でアメリカより最悪です。


そこにコロナ対策の政府の支出が今現在(2020年6月10日)で『117兆円』。
そして『2020年度の政府予算として102兆円使ってしまうのに、税収は71兆円(税収+税外収入)しかなくて31兆円』の赤字国家が日本なのです。


 政府が発行する『国債』は国の借金の証明書です。

そしてこれをもらって政府にお金を渡す人は、本来であればお金持ちの国内外の投資家なのですが、今はずっと日本の銀行が現金を払って買っています。そのお金の出どころは私達国民の1,800兆円の金融資産の中の900兆円分の銀行預金だったのです。しかし今はそのお金もありません(私達の預金はもうないのです)から日銀が大量のお金を印刷して国債を一週間だけ銀行に買わせて(財政法第5条で日銀は政府から直接には買えないので)そのあと日銀が買い取って、それで今の日本経済が回っているのです(アメリカも同じ)。


 アメリカも日本も『メチャメチャ』ですね。

で私達はどうすればいいのか。


この『コロナ不況』の10倍以上の大不況、大恐慌がこれから来るのですが、

さて私達は、そしてあなたはどうすればいいのでしょうかね…(?)
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