私は、社員には厳しく指導を行います。
相手にとって何が本当に良い事なのか
を考えてのことです。
人間関係の基本は、
愛情をもって接することにあります。
しかし、盲目の愛であったり、
溺愛であってはなりません。
という考えがあるからです。
例えば、自分の子供を可愛がるあまり、
甘やかし放題に育てる。
その一瞬一瞬は子供も喜んでくれますが、
そうやって育った子供はどんな子供に
育ってしまうのでしょうか。
わがまま勝手に育ち、
とんでもない人間になって、
不幸な運命をたどってしまうのでは
ないでしょうか。
このように、目先のことしか考えず
相手に施そうとする行為を「小善」と言います。
「小善は大悪に似たり」と言います。
つまらない善をなすことは、
後々悪い結果を招くこととなり、
かえって悪をなすことになるのです。