京都高島屋南側の塩漬け土地が動き出すようです。

(image) (写真:産経新聞)

20年間アンタッチャブルだった「いわく付き」の土地。
いろいろあったけど、これで一安心ですね。

・・・と言いたいところですが、そうは問屋がおろさない。(^^;

お隣との境界争いが残っていて、
開発許可などが遅れる可能性もあるんだって。

いざという時に出遅れることの無いように、
境界のことは早めに手を打っておくようにしてくださいね。


【旧武富士が所有、20年塩漬けの一等地 ようやく再開発へ】

 会社更生手続きの末、平成24年3月に事業譲渡してTFKに商号変更した消費者金融大手の旧武富士(東京)が過去に所有し、20年にわたり塩漬けになっていた京都市中心部の土地3カ所のうち1カ所が、分譲マンションと立体駐車場として再開発されることが27日、分かった。地上げをめぐって殺人事件まで起こった“いわく付き”の一等地がようやく動き出した。

 旧武富士は、京都市下京区のJR京都駅前に計約1万平方メートル▽同区の高島屋京都店(四条河原町)の南隣に約6700平方メートル▽同市左京区の山林約20万平方メートル-を5年ごろから所有。京都駅前と高島屋南隣の土地は一等地にもかかわらず駐車場として利用されるにとどまっていた。

 しかし、23年7月になり、3物件とも京都市内に設立されたペーパーカンパニーに所有権が移転。高島屋の南隣は立体駐車場が取り壊されて更地にされた。土地には大阪市内の信用組合が極度額72億円の根抵当権を設定しており、取得費用を融資したとみられる。

 その後、所有権の移転が繰り返され、最終的に都内の不動産会社が取得。今年2月、高島屋南隣の土地について、東証1部上場の大手信託会社が信託を受託した。

 関係者によると、土地の北側に立体駐車場を整備し、南側に分譲マンションを建設する計画が進んでいるという。市の景観条例で高さは31メートルに抑えられる見込み。

 旧武富士はバブル期の昭和60年ごろから京都市内で土地の取得に乗り出したが、京都駅前の土地の地上げを依頼した地元住民団体とトラブルが発生。暴力団が絡んで同団体の役員が殺害されたほか、他の役員宅に対する襲撃、放火、発砲事件なども立て続けに起き、抵当権などで一体的に扱われていた3カ所の土地は“いわく付き物件”として塩漬けにされてきた。

 しかし、繁華街の駐車場不足に加え、都心部でのマンション需要の高まりから、高島屋南隣の一等地については、過去の因縁を乗り越えて再開発が可能と判断したとみられる。

 ただ、隣接する寺との間で土地の境界線画定をめぐる争いが残っており、開発許可などの手続きが遅れる可能性もあるという。
(3月28日 産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130328-00000527-san-soci


土地家屋調査士 大阪 和田清人(image)
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