東京国税局が、メガバンク2行を訴えたそうです。
コトの発端は3年前。
秋葉原の免税店が、訪日客に金製品を売ったように装って、
消費税の不正還付を行ってたんですね。
で、その追徴課税の当日に、この2行が不動産に根抵当権を設定。
先順位の根抵当権が優先され、徴収予定額7.6億円が3400万円になっちゃった。
東京国税局は、根抵当権の設定は「詐害行為」と主張。
2行は「正当な債権保全措置だ」と反論しているんだって。
半沢直樹の影響で、悪徳商人にしか見えない・・・(^^;
どういう判断が下されるんでしょうね。
行方に注目ですね。
【追徴課税当日に「根抵当権」 国税が☆☆・※※銀行を提訴】
東京国税局は、追徴課税した会社と融資契約していた、☆☆銀行と※※銀行が課税処分当日に「根抵当権」を登記して債権の保全を図り、本来徴収可能な税額が減少したため、登記の抹消を求めて、2行を訴えた。
☆☆銀行と※※銀行は、2016年3月、東京・秋葉原の免税店運営会社「○○」に、最大であわせておよそ50億円を融資する契約をした。
2017年6月、東京国税局は、○○が不正な消費税の還付申告をしたとして、重加算税を含む、およそ104億円を追徴課税した。
しかし、この課税処分当日に、2行が○○の本社ビルなどに、返済ができない場合に強制的に売却できる「根抵当権」を登記したため、国税局が本社ビルを差し押さえた際には、抵当権を先に登記した銀行側が優先され、徴収を見込んでいた税額が7億円以上減少したと判断し、登記の抹消を求めて、2行を提訴した。
☆☆銀行と※※銀行は、「係争中につき、回答は差し控える」とコメントしている。
(6月22 FNNプライムオンライン)
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20200622-00155044-fnn-soci土地家屋調査士 大阪 和田清人(image)