それでも生き残っていくためには、サービスの善し悪しがものを言います。しかしながら、これは賃貸業界が商売の基本に立ち返る良いチャンスともいえそうです。ネームバリューの大小に関わらず、顧客に対して真摯に仕事に取り組む会社が残っていく時代です。 私は、施工会社とその顧客との付き合いというのは、一生涯続くものだと思っています。将来を見据えて、今の仕事を先の経営に繋げていくためには、会社にとっても自己投資が必要なのではないでしょうか。具体的には、建設時の欠陥や不具合に対しては無償で修理にあたることなども、その投資のひとつだと考えています。具体的な修理の例としては、壁の塗装や、防水のやり換えといった具合です。実際に、一時期は年間でその負担額が何千万という単位だったこともあります。けれども、決して手を抜いた仕事をしていたわけではありません。それでも生じた不具合を無償で直すということは、会社にとってはケーススタデイにもなるわけです。どうしてそのような欠陥が起きてしまったのか、一部始終を請け負っているからこそ、問題点を明確にしていくことも可能です。そうして一度起きた失敗は、もう2度と繰り返されることはありません。 その結果、今ではその修理にあてる金額は、年間で計算してもほとんどゼロに近い状態です。何よりも、そのなかで顧客との信頼関係を築くこともできました。これは、実際に修理をおこなったオーナーの方とだけでなく、新規の顧客にもいえることです。クレームや不具合に責任を持って対応するだけでなく、その情報やデータを会社の財産としていけば、新しく建設する物件のクオリティも上がります。当然、良いマンシ日ンを建てれば、顧客との信頼関係にも繋がっていくのです
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