(image)  私は過去に1500件近くの地主さんのご相談に乗ってきました。 結論を言うと、アパート・マンション経営に失敗する人は知識が不足し、「疑う」という視点を持っていない傾向があります。それはただ疑うのではなく、比較検討する能力に欠けているということです。「大手企業だから」「テレビCMもやっているところだから」という理由だけで簡単に業者を信用し、勧められるがままに物件を建て、数年後に空室が続出した段階で「失敗した」と気づくようなタイプです。 土地活用の問題は、複雑極まりない日本経済の仕組みと税制により、個人の知識ではとうてい解決できない状態になっています。 なかには、10年も20年も節税対策をしたいと悩み、それでもいい案を思いつかずに、考えずにすむものなら、そのまま触れずに置いておきたい……と弱腰の地主もいます。 けれども、土地を持っている人はいずれ土地活用の問題に直面します。地主である限り、避けては通れない問題なのです。しっかりとした対策をとっておかないと、先祖代々の大切な財産のはずの土地が、暮らしを脅かす存在となってしまいます。 私のお客様のなかには、過去に他のプレハブメーカーやアパート会社に頼んで建てたアパートやマンションを経営されている方も大勢います。 その物件のお話を聞くうちに、あまりにも不幸な目に遭われたオーナーさんが大勢いる事実に愕然としました。家賃を相談もなく下げられてしまったり、不当に高い修理費を要求されたり、その費用を支払わなければ管理も保証もすぐやめるとおどされたりと、到底同じ業界で起きていることだとは思えません。 そのひどいやり方に満足しているオーナーさんは、ほとんどいらっしやらないでしょう。多くの人が業者の対応でひどい目にあいながらも泣き寝入りしている状態です。 それでは、どんな被害に遭われているのか、なぜ泣き寝入りせざるを得ないか、実例をいくつか挙げてみましょう。
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