1-1 魅力タップリの「表銀座コース」
「北アルプス」とは、なんと魅力的な山域でしょうか。
立山、槍ヶ岳、穂高岳、乗鞍岳といった3,000m級の名峰はもちろんのこと、
その周辺に、計15座もの「日本100名山」が軒を連ねているのです。 (image)
多くの登山者が憧れ、何度となく訪れるのはもっともなことです。
そして、
中でも、北アルプスの「アルプス銀座(表銀座コース)」と呼ばれる、
燕岳⇔大天井岳⇔槍ヶ岳⇔上高地
は、通常は、山小屋等に3泊して縦走するルートです。
(アルプス銀座(燕岳~大天井岳~槍ヶ岳)の雄姿)
私も、この魅力的な「表銀座コース」を過去に2回縦走しました。
そして、燕岳から大天井岳を通過するときに、いつも、遠くに“孤高の山”の如く感じる
のが「常念岳」でした。
(表銀座コースと「常念岳」の関係は上記地図で)
●「表銀座コース」は、右下の「中房温泉」⇒燕山荘⇒大天井ヒュッテ⇒ヒュッテ西岳⇒左上の「槍岳山荘」で確認
●「常念岳」は、左下の「常念小屋」で確認
いつかは、
常念岳⇒大天井岳⇒燕岳へ2泊3日のコースを歩き、
2泊目は「燕山荘」にのんびり泊まって、
ホルンの音色を聞きながら生ビールを(いや、ワインもいいナ!)飲んでみたい (image)
と感じていました。
(燕山荘で聞くホルンの音色・・・山荘のオーナー)
1-2 「テント泊」があるじゃないか!!
今年(2020年)こそ、長年の望みを果たそうと思っていた矢先に、あの新型コロナウイルスが発生したのでした。
●4月~5月のコロナ“第一波”発生時における、日本政府の緊急事態宣言。
●山岳四団体(日本山岳会、日本山岳協会等)による、登山自粛に関する共同声明文。
(日本山岳四団体の共同声明文)
http://www.jfmga.com/pdf/sangaku4dantai_seimei.pdf
により、
近隣の里山を除き、本格登山については自粛の日々が始まりました。 (image)
そして、7月22日から始まった、政府のGoToトラベルキャンペーンにより、
何となく「自粛ムードの緩和」となったのですが・・・、
しかし、旅行、ホテル、飲食店等の賑わいとは別に、
登山の世界は、そう簡単にはいきません。
南アルプスでは多くの山小屋が年内休業となり、北・中央アルプスでも幾つかの山小屋が休業となりました。
そして、(当然ですが)
営業中の山小屋が有るとしても、“小屋泊まり”をした場合のコロナ感染リスクを背負うのは、宿泊者自身です。
(「燕山荘」直下のテント場。勿論、事前予約制です。)
でも、私の心の中で“あの孤高の山”である「常念岳」への思いは一層強くなっていきました。
最低一泊で「常念岳」へ登頂を果たすにはどうすれば良いか!?
そこで思い付いたのが、「テント泊」だったのです。
※次回は、テントを背負って登山開始。 でも、想像以上に荷物が重くて・・・!!
●憧れの「常念岳」でソロテントに挑戦!(その2)へ続く