(image) 連載記事を見やすくしよう (image) (image)
⇒このブログ左上の「テーマ:山歩き」をクリック (image)
・・・すると、最近の「山歩き」のブログが10件、下に続けて表示されます。(但し、日付が新しい順に表示)
三条市と加茂市の中間に位置する「粟(あわ)ケ岳」(標高1292.6m)へは、毎年、山開きの頃に登山しています。
その頃から、「ヒメサユリ」の名前くらいは知っていました。
うわさでは、大層きれいな花で、
(「ヒメサユリ」 ・・・ 2020.5撮影)
三条市の 「高城(たかじょう)・ヒメサユリ祭り」が開かれる頃(毎年5月)は、沢山の観光客が訪れるそうな。
しかし・・・、
私にとっては、「粟ケ岳」登山のついでに(スミマセン)、その名を耳にする程度でした。
※「粟ケ岳」の山開き・・・毎年ゴールデンウイーク中に、加茂市側・三条市側の2箇所で開催)
今年は、新型コロナウイルのおかげで、新潟県内の登山は「自粛ムード」となり、山開きは中止となりました。
5月14日から「緊急事態宣言」が解除(39県)された頃は、既に、「粟ケ岳」は例の「ヒルが出るシーズン」(image) になっていました。
粟が岳を断念する代わりに、近くの里山「袴腰(はかまごし)山」へ行き、遂に、「ヒメサユリ」に出会うことになったのです。
三条市下田(旧下田村。2005年5月、合併により三条市の一部となった)へ向かいます。
下田といえば、「八木ケ鼻(やぎがはな)」という名勝地を抱える地域です。
名勝「八木ケ鼻」
●本日の登山コース
(左端 ①付近から登山開始。⇒ 右端 ⑮「八木神社」へ下山。
その後、一般車道を歩き、左端 ①付近の駐車場へ戻るコースです)
下田の大きな駐車場(無料)に着くと、意外と観光客は少ないです。
やはり、コロナの影響でしょうか。
駐車場近くにある「長禅寺」の境内から、林道を歩きます。
「長禅寺」の境内から先、林道が続く
すると7~8分で、林道の右側に「ひめさゆり登山路」の表示板が見えてきます。
ここから登山開始です。
「ひめさゆり登山路」の標示
すると直ぐに、きれいな花たちがたくさん見えてきます。
「ヒメサユリ」の由来が書かれた、三条市の案内板がありますから、少し見てみましょうか。
「新潟県のほか、山形県・福島県 に自生する・・・。」
「秋になると、種子が地中に落ちて自生・・・。3年目でようやく葉が地上に現れ、・・・6年目で葉が5~6枚になり、(ようやく)1輪の花が咲く。」
貴重な花だと分かりますね。(image)
「ヒメサユリ」がたくさん自生
沢山の観光客が、ヒメサユリを楽しんでいます。写真の撮り放題・・・。
「高城の 姫の化身か ひめさゆり」
戦国時代(1426年)に、長尾豊景が「高城を築城」。
5代目城主長尾藤景(上杉謙信の家来)のとき、“川中島合戦でのできごと”を理由に(同じ謙信の家来だった本庄繁長(村上城主)によって)謀殺。
それを聞いた藤景の家臣たちが、「高城」に立て籠もったが、落城した・・・。
辛くも難を逃れた“婦女子”は、“鹿熊”へ逃げて、生涯を送った・・・とか。
この俳句に詠まれた「姫」とは誰のことなのか。謀殺された「藤景」と、どの様な関係の女性だったのか。
この姫は、どの様な生涯を送ったのか。
しばし、この句を眺めながら、取りとめもなく考えてみたくなりました。
「高城の 姫の化身か ひめさゆり」
※次回は、 「高城城址」から「袴腰(はかまごし)山」登ります。
●「ヒメサユリの小径」から「袴腰山」へ(その2・完結編)へ続く