岩手県盛岡市で計画してきました優良建築物等整備事業の建物が完成しましたのでレポートをいたします。(image)  当該地区は、JR盛岡駅から徒歩7分で盛岡市役所と駅のちょうど中間に位置し、かつては証券会社の支店などがあり金融や商業の中心として栄えた場所です。(image)  2000年の金融ビッグバン以降、その様な支店の統廃合が進み、当該地区のビルには空きが目立ちはじめ、一部は解体され青空駐車場として活用されていました。 中心市街地の建物を解体した跡地を、この様に青空駐車場として活用している例は数多くありますが、この様な状態が進んでいくと市街地の衰退が始まっていきます。 市街地の再生の方法は色々ありますが、高層の住宅を建設し居住人口を増やすことによって、元々あるインフラを活用しながら、周辺商店街の購買人口を増やし活性化を狙うという方法が、国が進めているコンパクトシティ構想です。 2011年3月11日に発生した東日本大震災で岩手県は沿岸部を中心に甚大な被害を受けました。 震災後に盛岡市内の民間アパートをみなし仮設住宅として1534人の被災者の方が生活しており、盛岡市では新築中古とも分譲マンションが不足していました。 盛岡市中央通2丁目の5名の地権者の方々に協力をしていただき、この地域で優良建築物等整備事業を活用し、その様な被災者の皆さんの受け皿に適した分譲マンションの建設を計画しました。(image)  こちらが元々あった建物を解体した後の写真です。 優良建築物等整備事業では、この様に中心市街地の古い建物の解体工事費の一部が補助金として支給されます。(image)  この中心市街地の約2000m2の敷地に分譲マンションを建設していきます。(image)  完成した分譲マンションの外観です。盛岡市の中心市街地にふさわしいモダンでスタイリッシュな外観に仕上がりました。(image)  鉄筋コンクリート造12階建て110世帯のマンションですので、約300人程度の方がこの建物で生活します。開発前にこの敷地内に生活していた方は4名でしたので、この建物が出来たことによる目覚ましい人口の増加によって市街地が活性化されていきます。  国土交通省の補助事業である優良建築物等整備事業では、この様に市街地の活性化に対して効果的な民間のまちづくりに対しても補助金が支給されるため、スピード感のある市街地の再生が可能となります。
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