(image)  エコがブームになる前から、外断熱やエコ性能の高い賃貸マンションを設計していた私にとって、この震災後の節電、省エネ志向はこれからの日本の住宅や建物の考え方を変える大きな社会的な分岐点になると考えます。 これまでのように、間取りや付属設備そして家賃によって決まってきた入居率が、さらに建物の性能といったことによっても左右されることになるのです。 建物の性能のうち今後最も重視されるのは、耐震性能エコ性能です。大震災によって、今後近いうちにくる新たな大地震に備えた耐震性が求められ、さらに原子力発電所によって起こったエネルギー問題が、これからますます、省エネルギーやエコの方向に向かうのはまちがいないと思います。 この二つの性能は賃貸住宅に入居する人たちにとっても、大きな入居の決め手になります。 ただ問題は、オーナーや入居者がそれを望んでも、建築を進める建築事業者がどのように商品としてつくるのかわからないでいること。また、高性能の建物をつくってもこれをどう募集に際し、PRする方法を不動産会社の人たちが勉強不足のためにわからないということです。 そこのところを今後(社)全国エコ建築普及振興アカデミーでは、わかりやすい方法論を考えていくことが急務だと思います。
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