世界的不況の今、建設業界も不況の例には漏れず、その上、人々の住居に対するニーズも目がまわるほどの早さで変化を続けています。そんな中でマンション経営を目指す皆さんに注目していただきたいのは、人口動向や世帯数の変化。私の地元・堺市を例にみると、人口規模は関西圏で4番目に大きな都市であり、その人口数は高知県や福井県のそれに匹敵する規模でもあります。そして、過去10年間の堺市の世帯数は増加傾向にあり、それに比例して人口も増加しているのです。けれども、人口が増加しているといっても、少子高齢化や核家族化が進めば、もちろん住まいにも同様の変化が求められます。そのニーズに柔軟に対応できなければ、マンションを建ててもすべての部屋を埋めることはできません。マンション経営においては「入居率」というものに誰もが頭を悩ませるのではないかと思います。私の元へも「せっかくマンションを建設したはいいが、入居者が思うように集まらない」という悩みを抱えた相談者が後を断ちません。なぜ、私のところへそうした方が集まるのかと不思議に思うかもしれませんが、その答えは至って簡単で、私が手がけたマンションでは、入居率が100%超の数字を叩き出している物件、つまり空室待ちの物件が山ほどあるからです。では、なぜ私にそんな物件を作れたのか?それは、マンションを建設する場所を徹底して調査(ニーズの追求)し、また建物自体のコンセプトをオーナー様と時間をかけて練り上げるからです。こうしたことは、至極当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実は基本的なことというのは自然と風化され、インターネットを通じた広告のような新しい手法にのみ目が向いてしまうようになってしまいます。もちろん、そうした新しいことに着手することも大切ですが、それ以上に基本的なことである市場調査の徹底を怠らない。これこそが、マンション飽和時代にあっても、入居率100%超を叩き出す要因なのです。万人受けする物件から個々のライフスタイルにマッチした物件へ。今で言えば、そうした自分のマンションに独自の付加価値をつけることが、ニーズを追求したときの答えになってくるのです。この結果、あなたのマンションにも、行列ができてくるのではないでしょうか。
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