(image)  今回のこのタイトルは『週刊ポスト』の特集のタイトルそのままなのですが、全く私のテーマですね。 まずは記事そのままを切り取りますと、『しかし住宅ローンの返済方法をあれこれ考える前に、そもそも家を買うべきかどうかという問題がある。専門家の間では「今の時代、持家こそ最大のリスクだ」という意見は根強い。シリーズ第3弾では、「夢のマイホーム」と「一生借家暮らし」の損得対決である。』 いやー面白いですね。『持家こそ最大のリスクだ』にはシビレますね。 私の意見は、『持ち家』が悪いと言っているのではなくて、持ち家のメリット・デメリット、『賃貸』のメリット・デメリットを皆さんがしっかりお分かりになって、そしてどちらかに納得して決めていただきたいのです。そして幸せな生活実現のために、幸せな決断の参考にしていただきたいので、このサイトで情報を発信させていただいています。 持ち家についての厳しい私の意見は、アサヒグローバルの『社長のひとりごと』に連載されています。『住宅の原価は15万円です』『高い買い物は止めましょう』とか『消費税10%で新築住宅の需要はなくなる』とか、なかなか過激な内容で『持ち家派』の皆さんにもご好評をいただいております…? さて、私なりに重要なポイントをまとめてみました。(1)『サラリーマンは自宅を買うな』著者の石川先生のお話し。地震で家が流された。原発事故、首都圏の液状化など『家を持つリスク』が広がり、『賃貸住宅が世間体が悪い』『自宅を持つステータス』、今やそんな価値観も崩れつつあります。(2)家賃とローン支払いを比較して『あまり変わらなければ、持ち家を買った方がいい』は間違いだ。火災保険、固定資産税、修繕、リフォームが別途必要である。(3)『今が買い時』のセールストークも買った時がピークで下がり続けている。そして最新の設備も『すぐに陳腐化』する。(4)これは私も面白い、いい計算だと思ったのは『実質家賃』でした。3,000万円の住宅を購入した時の計算は、自己資金350万円を頭金と諸経費に充て、残り2,800万円のローン(固定金利2.5%30年)を組む場合。固定資産税や修繕費など毎年40万円。不動産価格が年3%下がる場合。5年目で売却した時の『累積コスト』は1,080万円。ローン残債は2,465万円。売却価格は2,588万円。差し引き966万円。5年の60ヶ月で割ると、実質家賃は月『16万円』になってしまいます。周辺での賃貸相場が10万円前後だと、賃貸の方が得と言うことになります。こういう計算もすべきですね。(5)反対に『持ち家には金銭ではかれない価値がある』『物を所有することによって生み出される価値がある』父が苦労して手に入れたマイホームには、家族の思い出があり、大人になった子供達にとっても『帰る場所がある』という安心材料になっていることも、否定できません。(6)さてここからが私の意見ですが、どっちに転んでもお得な様に、そして精神的にも我慢しないで、満足しながら『賃貸』に住んでいただきたいですね。もしこれは買い得だと計算できる物件があれば家を買ってもいいでしょう。しかしあくまで冷静に考えて、それまでは賃貸です。(7)また新築住宅にこだわる必要はありません。中古には安くていい物件がたくさんあります。(8)今の賃貸も見直して下さい。いいものがあればいつでも買える準備のためには、頭金を貯めなければなりません。そうすればいつでも買えますね。私の『家賃半値のトラストシステム』はそういう楽しい計画にぴったしのサービスです。家賃の半分は預金できます。(9)最後に専門的な計算を覚えて下さい。『利回り』という考え方で、これは欧米では常識、日本では誰もやりません。今の年間家賃その他を6%で割って下さい。8万円×12ヶ月=96万円÷0.06=1,600万円。これが今の賃貸の『利回り』で、『価値』です。もし家を買う場合なら、その総額に6%を掛けて下さい。3,000万円×0.06=180万円÷12ヶ月=月15万円の家賃相当ですね。中古で2,000万円なら月10万円相当です。私が何を言いたいかお分かりでしょうか。『理性』で計算をして損をしないように。そして『感情』で満足するところまで折り合いをつけて下さい。はい、あとは努力・我慢・決断・実行・自己責任ですね。私もそれの繰り返しが『60年間の私の人生』だったと、この文章を書いてしみじみと感じている次第です。
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