書き過ぎは遺族の迷惑

(image)  自分自身の生い立ちや身体の状態、資産や負債の状況、遺産分割など故人しか分からないことや判断が付かないことは、書き記してあれば遺族は大変助かるだろう。葬儀にはお金がかかるし、お金だってどこのどれだけあるか子供でも知らないことが多い。まして故人が保有している土地や建物、金融資産をどのように分けるかなど、本人でなければ到底分からないことかもしれない。 しかし希望する葬儀の方法を指示されても、保有資産や香典の額を超え遺族が持ち出しになるようでは困ったことになる。祭壇の飾りつけ生花が季節外れだったら、生花集めに奔走しなければならない。形見分けも受取人が本当に喜ぶものであれば良いが、使いもしないものであれば捨てるに捨てられないことになる。 きちんと書き残しておかなければ、子供たちは何もできない、心配で死に切れないという思いで作成されたノートを受け取った子供たちはどのように感じるだろう。親として子供たちを信頼していないことを最後のメッセージに表したことにならないだろうか。何でも思いつくままノートにしたがって記入すれば良いとはいえない。 もうすぐ死んでいく自分を思うとこの世に生きた証を少しでも残したいと考えるかもしれない。生前付き合いがある人や面識のある人から見れば故人を偲ぶ上では貴重な資料になる。亡くなって何十年も経ち、面識も記憶もない人がノートを見たら、受け取り方は異なるだろう。
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