会長のひとりごと【賃貸経営】vol.80

テキサス『ダラスのアパート』大改装中

 いやー参りました。

テキサスの相場で1億4,000万円の物件を、

2億1,000万円で騙されて買わされた私は2年半悩みました。

騙した奴らは詐欺師のプロ。

日本人を500人くらいは騙してテキサス不動産を販売しています。

 手口はプロですから、

日本語の契約書と英語の契約書から2重で騙しています。

こちらは日本語の契約書の文章と説明で契約するのですが、

実際に直筆でサインする英文の契約書は日本文の契約の文章とは違うのです。

日本人は信用して英文の内容を知らずに契約して、

1年2年くらいすると全く言っていたことと違うということが分かります。

そして、それから文句を言うのですが、

詐欺師達はノラリクラリ、一切話を聞き入れません。

私も相当厳しく言いましたが、

結局何もしてもらえず借り上げも打ち切られ解約となってしまいました。

 500人近い被害者はどうすることもできません。

自分が騙されていることに気が付いていない人が半分以上いるのではないでしょうか。

しかし私はプロの専門家ですから自分でリフォームをして、

家賃を上げて入居者を入れて満室にして利益を出す予定です。

差引7,000万円の詐欺の証拠もしっかり掴みましたから、

7月から詐欺師達とのアメリカでの裁判が始まりました。

私は必ず7,000万円は相手から取り返せると考えています。

 しかし一般の人達は、

テキサスでの英語の契約と申請と登記ですから詐欺の証拠さえ手に入らない状況です。

ましてや私のようにアメリカでの裁判はハードルが高くて多額の費用がかかってできません。

たくさんのお金を捨てて泣き寝入りするしかありませんね。

 しかし私でもこのアメリカでのリフォームは初めての経験です。

日本では何百件ものリフォームやリノベーションをしていますが、

アメリカ・テキサスでは全く経験がないので、

どうすればいいのかそのやり方や方法が全く分かりませんでした。

しかし私はプロですから、

日本でやっていることがアメリカではできないとは考えませんから、一か八かでリフォームを実行してしまいました。

お陰様で現地の良い業者さんに巡り会い、

今着々と仕事が進行しています。

 一室分のリフォームが完成して、

その写真が送られてきてもうびっくりです。

床も壁もドアもキッチンも洗面もトイレも、全く新築と変わらない仕上がりでした。

そしてその費用が200万円、

16室ありますから単純に合計しても約3,200万円。

あと共用部分の廊下や階段、ランドリーや外壁全体。

全ての窓サッシを入れ替えて屋根やエアコン設備に1,500万円程。

合計4,700万円で大型の1棟の築50年のアパートが新築に生まれ変わってしまいます。

 もうびっくりですね。

日本だったらこれの2倍はかかります。

一室350万円以上。全体で7,000万円~8,000万円は必ず費用がかかるのです。

たくさん工事をやっていますから私には分かります。

アメリカでは何故そんなに安くリフォームができるのでしょうか。

秘密をお話しすると、

窓、ドア、設備の縦横のサイズが規格で完全に統一されているからです。

古い窓を取り外せば、同じサイズで新しい窓用サッシを入れるだけ。

ドアもキッチンもトイレも洗面も全て同じ理由です。

日本では1件1件全てサイズが違うのですごく手間がかかるのです。

 あと2ヶ月くらいかかりますが完成が楽しみです。

今の家賃の月8万円から11万円に値上げしても満室だと思います。

 まあ私はいつもいつも騙されて失敗するのですが、

こんな調子で頑張りますから失敗することによって1つ1つ賢くなりますし

経験も増えて成功のノウハウを作り続けることができます。

そしてそれを素人のお客様にお伝えして、

お客様は失敗せずに成功します。

私としてはそれが一番嬉しいことなんですね。


これからも私は失敗し続けたいと思います。
async

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