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リベンジャー! 実録!俺と宅建試験 ~ エピソード・3 ~

渡辺よしゆき リベンジャー! 実録!俺と宅建試験 ~ エピソード・3 ~

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このブログを、宅地建物取引士いわゆる「宅建士」を志し、
その資格試験に挑戦する全ての挑戦者に捧げたいと思う。
 
  
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それは虚ろの底では石ころでしか無かったが、復讐と再戦を誓ったとき、気づけば握った手のひらの中で綺麗な珠と変っていた。

 

 

 


 

先の敗戦の中で俺は自身のその敗因を。

そしておぼろ気ながらに敵の戦法を把握しようとしていた。

 

まず、敗因の方はかなりハッキリとしていた。

 

 

 

俺の準備不足。

そして「経験の少なさ」だった。

 

 

 

ちまたで言われているように、俺は合格のために200時間くらいの勉強をした。

しかし、それは一般論。

考えてもみろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺のような脳タリン(自粛)

では200時間で足りるハズが無い!

 

 

その過信こそが我が身中の毒。

であった。

 

 

そして「経験の少なさ」

 

 

 

それまで自分では、訓練を積んで来たつもりでいたが、それでも2回程度の模擬戦のみ。
(全国OPEN模擬及びTAC開催の模試)

 

 

もちろんシミュレーター(自宅での時間測りつつの予想問題挑戦)

はプラス数回実施していたが、それは実戦の頬を切るような緊張感を伴うモノでは無い。

さらに
「2017年宅建の乱」においては相手は伏兵(まさかの難問8題出題)

を用意して我々を待ち構えていたのだ!



シミュレーターがせいぜいの新兵が
膝をわなわな刀を振り回し奮戦したものの、

予想だにしない伏兵。

 

 

 

それまで積んだつもりのモノは一気に吹き飛び、

事前の作戦などを試す事も無く敗戦を迎えた。

 

それからは先だって語ったような、朗らかで虚ろな日々。
 

しかし虚ろより復帰した俺は、冷静に過去の敗戦を振り返る程の余裕を掴んでいた。

 

何故ならば虚ろいの底には「敗戦の経験」が転がっていて、それは虚ろの底では石ころでしか無かったが、復讐と再戦を誓ったとき、気づけば握った手のひらの中で綺麗な珠と変っていた。

 

 

 

まず俺は、敵の事を冷静に振り返った。

 

 

 

問題のこと。

試験本番のこと。

 

 

 

 

 

 

まずは、宅建試験の問題。

 

 

 

 

 

 

こう言っては何だが(これは実は合格したら声高に言ってやろうと思っていたが)

宅建試験の問題は大したことないの。( ˘•ω•˘ )
 

 

 

 

 

 

もう一度言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宅建試験のバーカ、バーカ!(自粛)

 

 

 

 

 

 

宅建試験の問題は実は、大して難しくない!

 

 

 

 

・・・

・・・

たぶん今いろんな所がザワついていると思うので、

以下は完全に俺の妄想と思って頂きたいのだが。





仮に、現場で活躍をする宅地建物取引士が必要な知識そのものを、試験において回答として要求をしてしまうと、それは高額商品を取り扱うという責任とも相まって広大にあらゆる事柄までに及んでしまい、それらを初歩の「入り口」としての宅建試験に盛り込むことは到底出来無い。

 

 

何故ならば宅建試験に挑戦する(もしくは自分の意思とは無関係に挑戦させられる)

挑戦者の知識と「意識」レベルは、世間様から「宅建士」に要求されるソレと比較した場合にはとてもとてもとてもとても低い。

もし世間様のご期待に応えようと試験の出題レベルを上げると、合格者の数が協会の期待値を

とっっっっっっても大きく下回ってしまう

という事にもなりかねないのだ。
 

だって、試験受けるのが大多数こんな感じの人なんだもん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(image)

お腹が空いたらスニッカーズ!

※特に意味なし

 

 

 

 

 

なので必然的に、試験で問われる問題はあくまで表層的で重点的な何種類かのポイントを年ごとにローテーションしての、繰り返しとなってしまう。

(これが宅建打破を目指す者にとっての大きな鍵となっている)

従って宅建試験において記憶しなければいけない事項は「少なくは無い」とは言えど、学生時代に受験を経験した人にとっては呆気なく感じる程度のモノとなるのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし一方で、レベルの低い挑戦者目線で馬鹿正直に試験問題を作った日にゃー本当に超絶簡単過ぎちゃって、結果街中に「士」が溢れ出ることにもなり兼ねない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(image)

いーむーらやっ!

肉まん♪あんまん♪

※いや意味ないですって

 

 

 

 

 

このあたりが相手サイドの抱えるジレンマと推察される。

 

 

 

少なすぎては業務に支障が出る(宅建業者の事務所5人に1人が宅建士のルール)

しかし多すぎると、業界全体の質を極端に落とす事になる

 

 

 

では、その中間を狙うにはどうすれば良いのか?

問う知識は広大な中にも表層的で数種類のポイントに絞っての出題とせざるを得ないとしても、それでも難度をある程度までは上げ、合格者を一定数残すためには如何にすれば良いのか?



それは

 

 

「問題文の日本語をややこしくする」

 

 

しかないのだ。
 

 

 

 

問うている知識は難しくないが、問題の日本語を回りくどく、ややこしく、わかり辛くして、随所に勘違いの罠を仕掛ける!





ハッキリと言い切ろう。

 

 

 

2017年現在の宅地建物取引士試験は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本語の罠でしか合格者を選別しない試験

なのだ!(なのだーなのだーなのだー・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いわばそれは幻術!

 

 

 

 

相手はマボロシで挑戦者を惑わし

己の内にて敗北舐めさせるのだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(image)

来日した幻術氏(26歳)

※イメージです

 

 

 

 

 

 

ここで宅建試験を受けた事が無い皆様に幻術の一つでもぶっ込もう

かと思ったけど、ガチの例題をここで書くわけにはいかないので

いつもの比喩表現とさせて頂く。

 

 

俺的端的に宅建試験を例えるとすれば、次のような感じだと思ってくんな。

 

 

 

問題

正面から見て貴方の右腕は左方向に付いていますが、左腕も正面から見て右方向に付いています。この時、誤っているものを1つ選べ。

 

 

1.右腕から見れば左腕は常に対面だ

2.背面から見たとき、右腕は常に右方向に付いている

3.左腕は左方向に付いて居るものの、右腕とは逆の肩に付いて居る

4.正面から見て左腕は右方向に付いているが、左腕の肘は常に右側方向にある

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたは読んでいてどう感じられただろうか?
身体をくるくると回転させたりして確認したのではないだろうか?
 

そして

 

 

 

あれ?これ日本語が間違ってるんじゃない?

ねぇこれ、答えっぽいの複数あるよね?
 

 

 

と、ふと思ってしまうような、そんなギリギリの問題。

事実、何年かに一度は問題が不成立となる(つまり全員正解)事があるらしい。

 

 

このように、問うている問題の「本質」は全然難しくない。

 

アナタが産まれてこのかたずっと一緒にいる、貴方自身の両腕の話。

 

 

しかしその簡単な話を、読むのに面倒臭くなるような文章を作ることにより

挑戦者を幻術にハメる。

 

 

50問全てがこのように難解な文章とは言えないが、要所要所でこのような

 

 

 

 

「え?作った人って日本語ヘタなの?

もしかして来日したて?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(image)

来日した幻術氏(26歳)

※イメージです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バカめ!

 

 

 

 

 

 

(image)

本体はコッチじゃぁぁぁ!

※ジョークですって

 

 

 

 

 

という難解な文章を繰り出してきて挑戦者を混乱させる。

それが現状の、宅地建物取引士試験なのだ。

 

 

 

俺は初戦でそれを肌に感じ、身に沁みていた。

 

 

さてと、この「難文」の攻略はどうすれば良いのか?

幻術に惑わされないようにするには、どうすれば良いのか?


ぐるぐると思考を巡らせ繰り返し経験を積み、俺は1つの回答

自分なりの攻略パターンを作りだした!

 

それは、至極シンプルで簡単な方法。

 

 

 

 

 

 

問題文に、しっかりと線を引きつつ脳と口の中で反芻し、確認しつつ時間を掛けて解く!

 

 

 

 

幻術を破るには、これしかない!

 

この方法をしっかりと実践し、時間を掛けて「壱戦必殺」の気合で解くのだ!
 

例えば先の例題に当てはめるとこのようになる。

 

 

 

 

 

問題

正面から見て貴方の右腕は左方向に付いていますが、左腕も正面から見て右方向に付いています。この時、誤っているものを選べ。

 

1.右腕から見れば左腕は常に対面

2.背面から見たとき、右腕は常に右方向に付いている

3.左腕左方向に付いて居るものの、右腕とは逆の肩に常に付いて居る

4.正面から見て左腕は右方向に付いているが、左腕の肘は常に右側方向にある

 

 

 

 

 

 

このように、要点と登場人物に下線を引き、口の中で(声には絶対に出してはいけない!)反芻しつつ、問題をじっくりと「壱戦必殺」で解いていくのだ!

 

 

ぶつぶつと(つぶやかないように)

主な下線を反芻しつつ、じっくり攻める。

 

 

 

 

「右腕」は「左腕」の対面。これは「常に」そうだな・・・オッケー間違いない。

「後ろ」から見た時、「右腕」は常に「右方向」に付いている・・・当たり前だわ。オッケーこれも。

 

 

 

すると、オカシイ点があぶり出されてくる。

 

 

 

 

「左腕」は「左方向」に付いて居る「ものの」

なに?もののって。

「右腕とは逆の肩に常に」・・・「常に」?

うん、「左腕」は「右腕」の「逆の肩」に「常に」付いて居る。

これはオッケー

うん?まてよ?

「ものの」は?何だこれ?


前節に罠があるのかな?

左腕は左方向に?

え、まてよ?

正面なの?背面なの???

 

 

こりゃ保留だわ。

 

となり、3肢は保留。

そして。

 

 

 

「正面」から見て「左腕は右方向」だ、間違いない。

で、「左腕」の「肘」?「右方向」?

うん、右方向だな。

「常に」

え?常に?
 

あっ!「常に」じゃーねーや!

腕を少しひねれば肘は背面を向くし、ちょっと頑張れば正面だって向く。

「常に」としたこの肢は「常に」が不正解で、これが正答だ!!!
 

 

 

そして一応確認の為に保留の3肢に戻ると。

 

「左腕」は「左方向」に付いて居るものの。

そうか!

「常に」とは書いていないから背面から見た解釈として前節はオッケー。

間違いとは言い切れないからな。
背面から見れば当たり前に左腕は左に付いて居る!

日本語として間違えていない!
しかし「ものの」は、なんじゃ?

こりゃーそーか、「雑音」だわ!

 

 

 

 

 

 

 

口と脳で反芻を繰り返しつつ、一撃必殺する。

 

繰り返しとなるが、宅建試験は大した知識を問う訳ではないので、主に日本語を複雑にし、この例のように随所に「ものの」のような意味の無い言葉を「雑音」として混じらせ、こちらを混乱させるのだ。

 

なので「じっくり読んで一撃で決める!」気概が必要となる。

何故なら余り時間で見直しをしてしまうと、敵の思うツボにもう一度ハマる危険性がある。

 

折角の正答にも関わらず、敵の幻術に惑い、

よせば良いのに不正解を選び直してしまう可能性があるのだ!

 

幻術の危険性をも知った俺には、怖いものはもう何もない

今や勝利の確信を得た俺だったが、

しかし今度の勝利は必殺でありブッチギリでないと意味が無い。

 

 

 

 

 

復讐。

 

 

そう復讐。

 

 

 

 

 

俺は宅建をぐちゃぐちゃに潰す気でいるのだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(image)

きさーんは絶対に許っさんん!

※イメージですイメージ。

 

 

俺は必勝を期し、更なる仕上げとして試験本番の戦い方、

いわゆる「攻城戦」を緻密に組み立て直すことにした!

 

 

 

 

 

 

 

 

ちと長くなり、以下4に続く(実はもう書き終わっている)

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