紀州のドン・ファンの親族が、遺言書の無効確認の訴えを起こしたそうです。

来たよ、来た!

ご承知のとおり、氏は「全財産を田辺市に」という遺言書を残しています。
でも、これ、自筆証書遺言なんですよね。

自筆証書遺言の2大リスクのうちのひとつが、様式不備による無効。

検認手続きは、「これは遺言書に間違いない」のお墨付きをくれるだけ。
有効無効の判定をするわけではないんです。

だから、市は弁護士に1億円払って武装したわけ。

7月から、自筆証書遺言の保管制度がスタートします。

「遺言がお手軽に書けますよ」の追い風になるのか、
「やっぱり自筆はダメだから、公正証書遺言にしましょう」になるのか、
裁判の行方に注目ですね。


【財産寄付の遺言は無効と提訴 紀州のドン・ファン親族】

 「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家で、2018年5月に急性覚醒剤中毒で死亡した和歌山県田辺市の酒類販売会社元社長※※さん=当時(77)=の兄(86)ら親族4人が「全財産を市に寄付する」とした遺言書の無効確認を求め、遺言執行者の弁護士を相手取り和歌山地裁に提訴したことが27日、分かった。

 市によると、遺産は約13億5千万円とみられ、18年に市職員が和歌山家裁田辺支部で遺言書を確認。今年3月の市議会で弁護士委託料など寄付受け取りの関連費約1億1700万円を含む20年度当初予算を可決した。

 遺言執行者の弁護士は取材に「詳細は答えられない」と話した。
(5月27日 共同通信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/26ea476ee892858fb3f606439de9562231ffef3d


土地家屋調査士 大阪 和田清人(image)
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