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「賃貸物件における孤独死の実情と保険の役割について」

和田清人 「賃貸物件における孤独死の実情と保険の役割について」

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水曜日、SG阪神いきかた研究会の勉強会を開催しました。

テーマは、「賃貸物件における孤独死の実情と保険の役割について」。
講師は、フレックス少額短期保険の池田栄司さん。

不動産業界から損害保険業界へ転身なさった経歴のお方。
家財保険の重要性や「失効」の怖さをお教えいただきました。

ちなみに、「少額短期保険」というのは、2006年にできた新制度。
というか、それまで無認可共済だったものを法整備したもの。

その名の通り、「少額」「短期」でフレキシブルな保険が提供されています。

現在、少額短期保険の会社は100社ちょい。
半数が家財保険、残りがペット保険や弁護士保険など。

その家財保険なんですが・・・
今、孤独死は年間3万人。一方、火災は年2万件で、それによる死亡が1100人。
賃貸オーナーに必要なのは火災よりも孤独死に対する備えなんですよね。

で、賃貸住宅での孤独死の発見が遅れると、
残置物の処分と特殊清掃が必要になります。

が、遺族からはなかなかお金を取りにくい・・・
だって、関係が希薄だったり断絶だったりしたから孤独死なんでしょ?

でも、少額短期保険だったら特殊清掃の費用が出ます。自殺でも出ます。

この場合、最も怖いのは「失効」。

一般的に、入居者は、入居時には家財保険に入らされます。
2年後、賃貸借契約の更新に合わせて家財保険も更新されます。

・・・と言いたいところですが、関西で多いのは賃貸借契約の自動更新。

賃貸借契約は更新されますが、保険は更新されません。
当然、失効情報は知る由もありませんよね。

何も気にせず住み続けていて、いざという時には「無保険」・・・_| ̄|○

フレックス少額短期保険さんは、失効を回避する手立てを徹底的に講じるんだとか。
あなたの家財保険は、ちゃんと生きていますか?


土地家屋調査士 大阪 和田清人(image)
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