金沢市では、引き取り手のない遺骨が、過去10年で20倍に増加しているそうです。

親族が見つかっても「生前から疎遠だから」などと、
引き取りを拒否されるケースが目立つんだって。

世知辛い世の中になっちゃいましたね・・・(^^;

引き取り手がない場合は、市が火葬や保管。
1体当たり21万円かかるんだとか。

「一人でそっと死なせてくれ」は周囲にコストを押し付けているだけ。
ちゃんと身辺整理をしておいてくださいね。


【身寄りなく死去「無縁遺骨」引き取り拒否目立つ】

 金沢市で一人暮らしで身寄りがない状態で亡くなった高齢者らの、引き取り手がない遺骨が増えている。こうした「無縁遺骨」は過去10年で20倍に増加している。市の担当者は、家族関係の希薄化などを指摘している。

 市によると、引き取り手のない遺骨は、2008年度は1人分だったが、17年度には20人分(漂着した北朝鮮籍と見られる木造船から見つかり、返還した8人分を含む)に増えた。

 引き取り手がない遺体は、墓地埋葬法などに基づいて市町村が火葬を行うと定められている。市では、自宅などで孤独死した場合、身元が分かるものがあれば、戸籍をたどって親族を探し出す。一方、身元が分からなかったり、引き取る親族が見つからなかったりした時は遺骨を野田山墓地の一角にある納骨堂に合葬し、半永久的に保管している。

 ただ近年は、高齢化や生活環境の変化などから、親族が見つかっても「生前から疎遠だから」などと、引き取りを拒否されるケースが目立つという。火葬や保管には1体あたり約21万円かかり、金沢市では昨年度、約400万円を支出した。

 市の担当者は「独居高齢者や核家族の増加などの生活環境の変化や、葬祭費を賄えない経済的な理由など、家庭の事情は様々だが、最期に引き取られない遺骨があることは寂しい」と話している。
(12月16日 読売新聞)


土地家屋調査士 大阪 和田清人(image)
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