昨日、SGお初天神の勉強会を開催しました。
テーマは、「事業価値とファイナンスの提案で決まる空き家コンサルのビジネス」。
講師は、ZEN不動産鑑定の山下善彦さん。
1月の、
大阪府不動産コンサルティング協会の研修会から、
さらにいくつかの事例が追加されていて、刺激的でした。
コンサルの基本は、リスクを挙げてその対策を講じること。
ところが、空き家はもともと守るべきものが無いわけです。
普通のコンサルではオーナーに響かないんですね。
だから、具体的に運営業者まで揃えて、「事業性」を見せなきゃなんない。
ここまでやって初めて、投資家も動いてくれるわけ。
空き家を「不動産」と見て300万円までしか貸さないと言った銀行が、
再生後の「事業」を見せれば1800万円の初期費用を満額貸してくれたんだって。
空き家再生や町おこしはボランティアでは続かない。
ちゃんとした事業スキームを持っている方は強いですね。
土地家屋調査士 大阪 和田清人(image)