金曜日、京都府不動産コンサルティング協会のフォーラムに参加してきました。
大テーマは、「空き家問題とコンサルティング」。
6コマのセミナーで、空き家の利活用事例や予防策などを発信なさいました。
コマの一つが、京都市のまち再生・創造推進室による
「京都市の総合的な空き家対策」。
京都市の本気度合いがヒシヒシと伝わってきました。
京都市の空き家率は14.0%。
これは全国平均13.5%を上回る数字。意外でしょ?
市内に約48,000軒ある京町家のうち、約5,000軒が空き家なんだって。
原因の一つは、道が細くて再建築できない・・・_| ̄|○
今ある建物を活用しないと、どうしようもないわけですね。
そこで京都市は、「空き家の活用、適正管理等に関する条例」をH26年に制定。
適正管理だけでなく、「発生の予防」「活用」「跡地の活用」などを推進してらっしゃいます。
その基本理念の一つが、
「空き家は、地域コミュニティの有用な資源」。
ありとあらゆる手法をもって、町家が再生しつつあります。
じっくりと時間を取って、事例研究を行いたいですね。
土地家屋調査士 大阪 和田清人(image)